女装子愛好クラブ

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終戦記念日

2023年08月15日 | ★女装の本・雑誌
本日は終戦記念日。
先の大戦で亡くなられた皆様のご冥福をこころよりお祈りいたします。

今年の2月24日に『ペリリュー~戦場のゲルニカ~』をご紹介しました。
ここで゛性別違和感を持つ若い兵士の話を書きました。
終戦記念日の今日、平和を願って改めてこの記事を再録いたします。


『ペリリュー~戦場のゲルニカ~』は昨年から読み込んでいる本です。
大人買いをするタイミングを失しましたので、ブックオフに行ったときに本棚にあるものをコツコツと入手しています。
昨日読んだのは第6巻。

22歳で漫画家志望の田丸一等兵が主人公。米軍に制圧されたペリリュー島で田丸他の日本兵は隠れながらも、米軍物資を調達しながらも米兵と戦います。
その田丸たちと共に戦う中に泉一等兵がいます。
ある日、田丸たちは米軍物資を盗み出しました。
そのなかには食料や下着があり、そしてどういうわけか口紅もはいっていたのです。
「いらん」と言って捨てられた口紅。
泉はそれを拾います。
そして、仲間たちから離れたところに行き、口紅をつけるたのです。
鏡はありません。
鏡とするのは鉄兜のたまった水で、そこに映る自分の姿...。
狂ったように激戦が繰り返される1945年3月のペリリュー島。
性的違和感を持つ泉にとって口紅をつけられたことは、束の間の、本当に束の間の安らぎだったのです。
しかし泉は故郷の地を踏むことはできませんでした。

昨日は天皇誕生日。
天皇陛下の父親、上皇陛下は上皇后陛下とともにパラオに行き、激戦のペリリュー島へ弔意を捧げました。

ペリリューの土となった泉一等兵。
帰ってきたかったよね。
お化粧もしたかったよね。
女性の服も来たかったよね。
戦後の日本で自由に生きたかったよね。







出所『ペリリュー~楽園のゲルニカ~⑥』 見出し画像もです



コメント
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