小嶋つうしん(号外)

(元)大分県議会議員 小嶋秀行の徒然ブログ

野菜づくり

2009年05月20日 | 遊び・友達
 この春から、知人のお世話で畑をお借りし、夫婦で野菜を栽培することにしました。ところは、日出町の南端小中学校の裏手の畑です。文字どおり、日出町の南端(南の端)に位置し、別府市とは踵を接する位置にある広大な畑の一角です。

 知人の奥さんの実家ですが、お父様がご健在の折、トラクターなどで耕し、一手に作物を栽培されていたらしいのですが、一昨年お亡くなりになったとのことで、広大な畑が荒れ放題、さながら「耕作放棄地」になりかけていたところを、とにかく「草ぼうぼうの状態にだけはしたくない」というお母様の思いから、それに応え数人で種々の果物、野菜などを栽培することにしたそうで、微力ながらそれに一枚加わらせて戴いた次第です。

 二人とも仕事を持っていますから、畑で作業できるのは一週間に一回程度ですが、2~3時間でもとにかく時間をつくり、二人で様子を見に行きます。別府経由で行きますから、約30分程度かかりますが、女房も畑に一緒に行くことを今のところ嫌がりません。彼女なりに楽しみにしているのだと思います。
(写真にもその様子は表れていますが)

 とは言っても、全体の面積からすれば微々たるもので、キュウリ、ピーマン、茄子、トマト、トウモロコシ、アスパラなどを各数本。夏に家族が食せるだけのものですから大したことはありません。もともと農家の出身である二人ですが、高校を卒業して会社勤めをしていたこともあり、野菜の栽培などほとんどやったことがありませんでした。

 米や麦は両親に連れられて作業はしてきたものの、野菜は経験がありませんでした。最近は、どこのホームセンターでも野菜の苗が手軽に手に入りますから、その点楽ですが、いざ植え付けて栽培するとなると、難しいことが徐々に解ってきました。

 このところ、本格的に雨が降らないので、一週間も様子を見ないと、せっかく育ち始めた野菜さん達の葉が枯れかけたり、虫に食われて、葉っぱの影形がないものもあるなど、それらが、本来自然の営みとは言え、「おれたちの苦労もわかれよ」言いたくなります。できれば無農薬で栽培したいと思っていましたが、微量ではあれ「消毒薬」を使わない限り無理なのかもしれません。

 親しい友人夫婦が、広島から久しぶりに帰ってきたので、野菜作りの話をしたところ、「夏休みに畑で焼き肉でもしない?」ということになりました。ただ、無事に野菜さん達が育ってくれるかどうか、今のところ不明ですが、今から楽しみです。

 もし、野菜づくりを行いたいと思われる方がおられれば、一緒にやりませんか。楽しいですよ。ひと時吾を忘れ、一生懸命になれるものがあるということは良いことです。趣味と実益を兼ねてね。良い汗もかきますしね。



民主党代表選

2009年05月19日 | 民主党・選挙

 在京の国会議員は、その状況がつぶさに見えているのであろうが、地方の組織には、どのような動きなのか、あまり見えないままに、民主党代表選挙が無事に終わった。降ってわいたような代表辞任劇から、長短期間で新たな代表が無事に選ばれ、なおかつ、とにもかくにも「挙党一致」が出来上がったようであるから、地方組織としてはひと安心である。

 かつてほどではないが、マスコミ各紙の緊急世論調査で、民主党が再び自民党の支持率を上回り、どちらが総理大臣にふさわしいかという問いかけにも、民主党側に軍配が挙がった。でも、こう言っちゃあなんですが、何故なんだろう。不思議だと思いませんか。民主党は、予算編成権を持っているわけでもなし、今のところ政権を手中にしているわけでもないのに、世論調査で政権党を上回ることになる。どう考えても「合点」がいかない。

 代表選後緊急に行われたマスコミ各紙の世論調査結果を見て感じることは、一言で「今の自公政権が否定されているだけ」だと思えてならない。どこかの記者にも伝えた記憶があるが、この比較対象者が麻生総理でなく、○○○○さんなど、他の新進気鋭な方であれば、こんな数字にはならないのではないか。その証拠に、あの麻生さんでさえ、就任当初は今のような数字ではなく50%代であったはずですから。

 もう一つ。有権者は、とにかく一度「政権交代を行うべきだ」ということ、そして、「政権交代が可能な政治状況を実現すべきであり、官僚が政治家を操る政治を終わらせ、無駄のない国の政治を期待している」のではないか。約二年前、参議院議員選挙で民主党が比較第一党になった途端、官僚の無駄遣いや様々な問題が明るみに出てきた。このことで、今の自・公政権に対し、有権者は不信感をつのらせている。

 政権党にいる国会議員の方々、どの方をみても、「与党ボケ」しているとしか見えない。そして、「政権交代なんぞ絶対に実現しない」と、危機感も何も無いように見える。以前だと与党というだけで世論調査の数字は、他の野党を寄せ付けず、野党第一党に対してさえ、ダブルスコアの数字を確保してきたが、今ではどうであろう。野党第一党にほとんどの逆転されている。予算編成権を持ち、内閣や付随する官庁を使いこなすことができる与党に対し、一時的とはいえ有権者の評価が低いということは、どうも考えられないとしか言いようがない。がしかし、あまり慌てている様子はない。メディアに登場する麻生総理の民主党に対するコメントにも何か的外れな感が否めないと感ずることが多い。

 今回の民主党代表選で、民主党に対する有権者の評価が改めて明らかになった。この他、関連する緊急世論調査により、政権党や麻生内閣、さらには、麻生総理自身の評価も明らかにしたといえるでありましょう。その意味で有権者は、変化、改革、チェンジを期待している事が、改めて如実になったと考える次第である。