少し専門分野のことになりますが、先日の朝刊(経済面)に「中小企業も“エコ”取得という記事がありました。
ISO14000シリーズをはじめとする、環境マネージメントシステムの“地域版”ともいうべきものが静かなブームになっているとの記述でした。
ご存知の方も多かろうが、ISO14000シリーズはイニシャルコストとして、認証を受けるときに一定の金額は必要であり、ランニングコストとしてもいくばくかのお金が必要となることから、中小企業ではその意思があったとしても、認証を請けにくい側面があるというものです。
いくつか紹介をされていましたが、そのベースにはISOの国際認証があります。
私も、これまで何度か市議会一般質問で市独自に環境マネージメントシステムを立案する必要があるのではないかと、問いかけてきました。しかし、いまのことろわが市では、この環境マネージメントシステムというものが、遠い国のお話のように思われており、いっこうに論議が進みません。
ただ、今回こうして全国的にいくつかの例が示されましたので、これを基に、少し事前の準備を行い、改めて論議をしたいと思います。
あわせて、わが市で取り組んでいる「エコオフィス運動」を更にグレードアップできるようにとも考えています。
ところで、このところ地球環境問題が大きな論議を呼んでいますね。
来年には、わが国で「洞爺湖サミット」が行なわれることから、今年の12月にインドネシアのバリで開催される、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)で、日本も大きな役割を果たさなければならないという問題意識が、各方面に働いているのだと思います。
地球温暖化の話題を改めて書くまでもないと思いますが、今日9月30日の報道に、全国で500万人が明日10月1日から、買い物するときに使う「レジ袋」を受け取らず、マイバック運動を展開するという記事が目を引きました。
自治体の職員などにまず呼びかけると言う事のようでしたが、大変良いことだと思いました。
統計では、レジ袋は年間300億枚が利用されており、最終的にはゴミ袋などとして燃やされています。
この運動を一ヶ月間することにより、約1億枚のレジ袋を使わずに済み、その結果、四国地方全域の森林が吸収するCO2の量に匹敵するほどの二酸化炭素が削減できると言われてました。
ちなみに、(財)家電製品協会が試算したデータによりますと、樹木(スギ)による二酸化炭素の吸収の力は、人間一人が呼吸により排出する二酸化炭素(年間約320㎏)に対し、23本が必要だと言われています。
平均燃費10㎞/1ℓ(ガソリン)、年間走行距離10,000㎞で計算する、自家用乗用車1台kら排出される二酸化炭素(年間約2.300㎏)に対しては、160本のスギが必要。一所帯当たりの年間二酸化炭素排出量6,500㎏に対しては、なんと460本ものスギの木が必要だとされています。
もちろん、スギの木の樹齢がどれほどかにも寄ることはいうまでもありませんが、あくまで平均的な数字は以上の通りです。
しかし、一方で森林の減少も著しく、古い数字ではありますが、地球上の森林は1990年から1995年までの間に、5630万ha減少したといわれており、1年間に直すと、1130万haですから、日本の国土の約30%です。驚きます。
地球上の森林が減少していることも、地球温暖化に一層の拍車をかけているといえましょう。
そこで、明日から、一般社会では“下半期”に入りますね。年間の一つの区切りでもあることから、こういう運動を起こしては如何でしょうか。もちろん既に提案されていることだからご存知の方もいると思いますが、「めざせ!一人、一日、1㎏CO2削減」と言う運動です。
例えば、お風呂のお湯を利用して体や頭を洗い、シャワーを使わない場合、371g、一方でシャワーの使用時間を一日1分短くする場合、74gCO2を削減できるといいますよ。
買い物の際は、マイバックを持ち歩き、省包装の野菜を選ぶ場合、62g。
ゴミの分別を徹底し、廃プラスチックをリサイクルする。52g。
水筒を持ち歩き、ペットボトルに頼らない場合は、6g削減できるなど、いろいろあると思いますが、これらを一人でも多くの市民が実行することにより、地球温暖化傾向にストップをかけることができるというものです。
これから、2050年までに、現在のCO2排出量から50%削減するという目標を、京都議定書以降の目標に掲げようとしている日本ですから、その日本に住む我々として、一人ひとりが一日に1㎏のCO2を削減することなど、着実に実行しない限り、単なる目標・スローガンに終わってしまいますよね。
私はそれが心配です。 (9月30日)
ISO14000シリーズをはじめとする、環境マネージメントシステムの“地域版”ともいうべきものが静かなブームになっているとの記述でした。
ご存知の方も多かろうが、ISO14000シリーズはイニシャルコストとして、認証を受けるときに一定の金額は必要であり、ランニングコストとしてもいくばくかのお金が必要となることから、中小企業ではその意思があったとしても、認証を請けにくい側面があるというものです。
いくつか紹介をされていましたが、そのベースにはISOの国際認証があります。
私も、これまで何度か市議会一般質問で市独自に環境マネージメントシステムを立案する必要があるのではないかと、問いかけてきました。しかし、いまのことろわが市では、この環境マネージメントシステムというものが、遠い国のお話のように思われており、いっこうに論議が進みません。
ただ、今回こうして全国的にいくつかの例が示されましたので、これを基に、少し事前の準備を行い、改めて論議をしたいと思います。
あわせて、わが市で取り組んでいる「エコオフィス運動」を更にグレードアップできるようにとも考えています。
ところで、このところ地球環境問題が大きな論議を呼んでいますね。
来年には、わが国で「洞爺湖サミット」が行なわれることから、今年の12月にインドネシアのバリで開催される、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)で、日本も大きな役割を果たさなければならないという問題意識が、各方面に働いているのだと思います。
地球温暖化の話題を改めて書くまでもないと思いますが、今日9月30日の報道に、全国で500万人が明日10月1日から、買い物するときに使う「レジ袋」を受け取らず、マイバック運動を展開するという記事が目を引きました。
自治体の職員などにまず呼びかけると言う事のようでしたが、大変良いことだと思いました。
統計では、レジ袋は年間300億枚が利用されており、最終的にはゴミ袋などとして燃やされています。
この運動を一ヶ月間することにより、約1億枚のレジ袋を使わずに済み、その結果、四国地方全域の森林が吸収するCO2の量に匹敵するほどの二酸化炭素が削減できると言われてました。
ちなみに、(財)家電製品協会が試算したデータによりますと、樹木(スギ)による二酸化炭素の吸収の力は、人間一人が呼吸により排出する二酸化炭素(年間約320㎏)に対し、23本が必要だと言われています。
平均燃費10㎞/1ℓ(ガソリン)、年間走行距離10,000㎞で計算する、自家用乗用車1台kら排出される二酸化炭素(年間約2.300㎏)に対しては、160本のスギが必要。一所帯当たりの年間二酸化炭素排出量6,500㎏に対しては、なんと460本ものスギの木が必要だとされています。
もちろん、スギの木の樹齢がどれほどかにも寄ることはいうまでもありませんが、あくまで平均的な数字は以上の通りです。
しかし、一方で森林の減少も著しく、古い数字ではありますが、地球上の森林は1990年から1995年までの間に、5630万ha減少したといわれており、1年間に直すと、1130万haですから、日本の国土の約30%です。驚きます。
地球上の森林が減少していることも、地球温暖化に一層の拍車をかけているといえましょう。
そこで、明日から、一般社会では“下半期”に入りますね。年間の一つの区切りでもあることから、こういう運動を起こしては如何でしょうか。もちろん既に提案されていることだからご存知の方もいると思いますが、「めざせ!一人、一日、1㎏CO2削減」と言う運動です。
例えば、お風呂のお湯を利用して体や頭を洗い、シャワーを使わない場合、371g、一方でシャワーの使用時間を一日1分短くする場合、74gCO2を削減できるといいますよ。
買い物の際は、マイバックを持ち歩き、省包装の野菜を選ぶ場合、62g。
ゴミの分別を徹底し、廃プラスチックをリサイクルする。52g。
水筒を持ち歩き、ペットボトルに頼らない場合は、6g削減できるなど、いろいろあると思いますが、これらを一人でも多くの市民が実行することにより、地球温暖化傾向にストップをかけることができるというものです。
これから、2050年までに、現在のCO2排出量から50%削減するという目標を、京都議定書以降の目標に掲げようとしている日本ですから、その日本に住む我々として、一人ひとりが一日に1㎏のCO2を削減することなど、着実に実行しない限り、単なる目標・スローガンに終わってしまいますよね。
私はそれが心配です。 (9月30日)