ナミ・・・行ってきたわね~GODの集会に。
ナギ・・・それで、ナミの感想は?
ナミ・・・う~~ん、あの恍惚に浸ってる信徒たちを見て、久しぶりねえ、って思ったわ。
だって、なんでも批判すればいいってもんじゃあないからね。お誘いを受けたら、
1回は顔を出すのよ、礼儀としてね。でも、ほ~んと久しぶり。
けど、キリスト教も、仏教も、かなり強烈よね?
ナギ・・・そうだねえ、その二つは、根本的には違うけどね。
ナミ・・・どう違うの?
ナギ・・・キリスト教は、自己主張。頂戴「ギブ・ミー」。
仏教は、基本的には、仏陀の説く「無」になろうと
する、俗に「解脱」を求めるものだよ。だけど、新興宗教は、どれもいいとこ
どり、って感じはするよね。
ナミ・・・けどさあ、農耕民族にGODは、強烈過ぎるって思うんだけど、ナギはどう思う?
ナギ・・・そうだねえ、だけど、ビックリするくらい大勢いたねえ、日本人が。
ナミ・・・ええ。 救いが必要な人々が多いってことなのかしら?
ナギ・・・社会が複雑になりすぎて、取捨選択の巾が広がってるのに、どうしていいかわか
らなくなってきちゃった。酸欠の金魚みたいな状態だよ、現代人は。生きるのが
難しくなって、み~んな疲れちゃってるんだよね。
ナミ・・・そうかもしれないわねえ。だけど、なんだかみんな、すっごく欲深にみえるんだわ。
私さ、はじめてここの教会員の日本人とお話した時に、私はとても幸せですから、
信徒にはなりませんって、もちろん、言ったのよ。そしたら、その方がね
「まあ、残念ですねえ。永遠の命を得られるのに」って。
私、のけぞりそうになっちゃった。な~んて傲慢・強欲な人達なの!って。
「私」「私」「私」が、洋服を着てるように思えたわね。
ナギ・・・そこが、僕たちのように、この2664年の国を持ちこたえてる民が、どうや
って生きてきたか、動物の血のあがないで、自らの命をつないできた彼等とは、
成り立ちからして違うんだよ。基本的に採取、そして農耕で、露命をつないでき
たんだよ。大いなるアマテラスオオミカミの光と暖かさと慈雨が、植物を育て、
ちょっと人間が手を貸して、そこに、この国の民の奥ゆかしさが現れる。
私たちゃあ、な~んもしちゃあおりません。ただただ、お天道様と雨さのお陰。
ってね。GODが現れる以前は、どこの民も自国の神に感謝しながら生きてき
たんだよ。GODは、征服の神だからねえ。
ナミ・・・ウン、それなのよ。
す~ぐ口では愛してます、って言うけど、あれほどうそ臭い台詞はないわね。
それに、なんでもかんでも言わなきゃ通じないって。あったま悪いよねえ。
ナギ・・・ナミも強烈だからねえ。そんな風に言っちゃあ、身も蓋もないよ。
ホラ、養老なんとかってお人も言ってたじゃない。言ってわかるなんてウソだ!
って。そうなんだよ。だから、いかに平和共存をするか、だね。
ナミ・・・でもさあ、GODって、征服の神なんでしょう?そうしたら、どうすんのよ!
ナギ・・・そうだね。1神教の限界がわかってしまった現在は、もう、民主主義の先輩である
ニッポンの神々が出なきゃ始まらないかも知れないね。八百万の神々の登場だよ。
民主主義?僕たちは、とっくのとうにやってたでしょう?さもさもヨーロッパが
発祥の地なんて思い込んでるけど、あの、アマテラスオオミカミが、スサノオノ
ミコトの傍若無人ぶりに、「もう、イヤ!」って、天岩戸に隠れちゃった時に、
さあ、困ったどうしよう?
神々があつまって、ああじゃ、こうじゃ、協議を重ねたんだったよね。
「民主主義」は、決して輸入品じゃないないんだよ。
この国の民は、「お陰さまで」って、思う、言う民族だから、「私」「私」「私が」
って、人間を嫌うんだよ。
ナミ・・・そしてさ、今日は信徒たちの子ども達が、GODとキリストを称えて、日々こういう
事をしてます、思ってます、感謝してますって。モ~~、そんなのは極当たり前の
事で、GODを持ち出さなきゃできないの?って、私、すっごく情けなくなって
きちゃった。もう、これはロボットの何ものでもないって。信用されなくて誰が心から
尊敬や信用なんてできる?GODは、自分の未完成品に、ああじゃ、こうじゃ
言ってるんじゃないの。 ちょっと虚しいわねぇ~~。
モルモン教の「日曜礼拝」に、初めて参加。
本当に、規則がなければ人間共は何をしでかすかわからない、というベースの上に成り立つ
宗教なんだわ、キリスト教って。
これは、全ての組織に当てはまる事なんだけど、キリスト教はその感が、一入(ひとしお)
強く感じられる宗教ね。 ああ、ありがたいものが日本に入ってきた。私達はな~んて幸せ
なんだろうか、という恍惚感が漂う場内。
英語を話せる20才前後の宣教師達(主にアメリカ人)の派遣はどうやって決めるのか?
預言者が、GODの啓示の下に決めるそうです。
わからないことは、笑ったりしません。「そうなんだ~」だけ。
だって、啓示を受ける人は、世界中にいるのですもの。笑わないわ。
世界は、不思議に満ち満ちているわ。 擦り寄りも排斥もしない私。ただいつものように、
個人がいるだけ。今日はアメリカ人だったわ、ブラジル人だったわ、そんな人間との関係よ。
ナギ・・・それで、ナミの感想は?
ナミ・・・う~~ん、あの恍惚に浸ってる信徒たちを見て、久しぶりねえ、って思ったわ。
だって、なんでも批判すればいいってもんじゃあないからね。お誘いを受けたら、
1回は顔を出すのよ、礼儀としてね。でも、ほ~んと久しぶり。
けど、キリスト教も、仏教も、かなり強烈よね?
ナギ・・・そうだねえ、その二つは、根本的には違うけどね。
ナミ・・・どう違うの?
ナギ・・・キリスト教は、自己主張。頂戴「ギブ・ミー」。
仏教は、基本的には、仏陀の説く「無」になろうと
する、俗に「解脱」を求めるものだよ。だけど、新興宗教は、どれもいいとこ
どり、って感じはするよね。
ナミ・・・けどさあ、農耕民族にGODは、強烈過ぎるって思うんだけど、ナギはどう思う?
ナギ・・・そうだねえ、だけど、ビックリするくらい大勢いたねえ、日本人が。
ナミ・・・ええ。 救いが必要な人々が多いってことなのかしら?
ナギ・・・社会が複雑になりすぎて、取捨選択の巾が広がってるのに、どうしていいかわか
らなくなってきちゃった。酸欠の金魚みたいな状態だよ、現代人は。生きるのが
難しくなって、み~んな疲れちゃってるんだよね。
ナミ・・・そうかもしれないわねえ。だけど、なんだかみんな、すっごく欲深にみえるんだわ。
私さ、はじめてここの教会員の日本人とお話した時に、私はとても幸せですから、
信徒にはなりませんって、もちろん、言ったのよ。そしたら、その方がね
「まあ、残念ですねえ。永遠の命を得られるのに」って。
私、のけぞりそうになっちゃった。な~んて傲慢・強欲な人達なの!って。
「私」「私」「私」が、洋服を着てるように思えたわね。
ナギ・・・そこが、僕たちのように、この2664年の国を持ちこたえてる民が、どうや
って生きてきたか、動物の血のあがないで、自らの命をつないできた彼等とは、
成り立ちからして違うんだよ。基本的に採取、そして農耕で、露命をつないでき
たんだよ。大いなるアマテラスオオミカミの光と暖かさと慈雨が、植物を育て、
ちょっと人間が手を貸して、そこに、この国の民の奥ゆかしさが現れる。
私たちゃあ、な~んもしちゃあおりません。ただただ、お天道様と雨さのお陰。
ってね。GODが現れる以前は、どこの民も自国の神に感謝しながら生きてき
たんだよ。GODは、征服の神だからねえ。
ナミ・・・ウン、それなのよ。
す~ぐ口では愛してます、って言うけど、あれほどうそ臭い台詞はないわね。
それに、なんでもかんでも言わなきゃ通じないって。あったま悪いよねえ。
ナギ・・・ナミも強烈だからねえ。そんな風に言っちゃあ、身も蓋もないよ。
ホラ、養老なんとかってお人も言ってたじゃない。言ってわかるなんてウソだ!
って。そうなんだよ。だから、いかに平和共存をするか、だね。
ナミ・・・でもさあ、GODって、征服の神なんでしょう?そうしたら、どうすんのよ!
ナギ・・・そうだね。1神教の限界がわかってしまった現在は、もう、民主主義の先輩である
ニッポンの神々が出なきゃ始まらないかも知れないね。八百万の神々の登場だよ。
民主主義?僕たちは、とっくのとうにやってたでしょう?さもさもヨーロッパが
発祥の地なんて思い込んでるけど、あの、アマテラスオオミカミが、スサノオノ
ミコトの傍若無人ぶりに、「もう、イヤ!」って、天岩戸に隠れちゃった時に、
さあ、困ったどうしよう?
神々があつまって、ああじゃ、こうじゃ、協議を重ねたんだったよね。
「民主主義」は、決して輸入品じゃないないんだよ。
この国の民は、「お陰さまで」って、思う、言う民族だから、「私」「私」「私が」
って、人間を嫌うんだよ。
ナミ・・・そしてさ、今日は信徒たちの子ども達が、GODとキリストを称えて、日々こういう
事をしてます、思ってます、感謝してますって。モ~~、そんなのは極当たり前の
事で、GODを持ち出さなきゃできないの?って、私、すっごく情けなくなって
きちゃった。もう、これはロボットの何ものでもないって。信用されなくて誰が心から
尊敬や信用なんてできる?GODは、自分の未完成品に、ああじゃ、こうじゃ
言ってるんじゃないの。 ちょっと虚しいわねぇ~~。
モルモン教の「日曜礼拝」に、初めて参加。
本当に、規則がなければ人間共は何をしでかすかわからない、というベースの上に成り立つ
宗教なんだわ、キリスト教って。
これは、全ての組織に当てはまる事なんだけど、キリスト教はその感が、一入(ひとしお)
強く感じられる宗教ね。 ああ、ありがたいものが日本に入ってきた。私達はな~んて幸せ
なんだろうか、という恍惚感が漂う場内。
英語を話せる20才前後の宣教師達(主にアメリカ人)の派遣はどうやって決めるのか?
預言者が、GODの啓示の下に決めるそうです。
わからないことは、笑ったりしません。「そうなんだ~」だけ。
だって、啓示を受ける人は、世界中にいるのですもの。笑わないわ。
世界は、不思議に満ち満ちているわ。 擦り寄りも排斥もしない私。ただいつものように、
個人がいるだけ。今日はアメリカ人だったわ、ブラジル人だったわ、そんな人間との関係よ。