ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

南米フェスティバルin church

2004-11-27 23:06:05 | Weblog
      ◎ 本日のキャスト
  
    ヴァレンティン・・・アルゼンチン人
              本日のアルゼンチン紹介案内人
    アロン・・・ヴァレンティンの義理の弟
    ノゲイラ・・・ブラジル人宣教師。
           本日のブラジル紹介案内人の1人
    マッキニィ・・・韓米ハーフアメリカ人宣教師
    ランguストン・・・アイダホ州出身アメリカ人宣教師
    クリスチャンセン・・・カナダ人宣教師
    六会のミチコ・・・英会話クラスメイト
    ナオキ・・・女子中学生
    その他、大勢の教会員達と宣教師及び関係者


部外者だから、「ホ~~、色々と大変ねえ」で終わりだけど、
関係者は忙しい。今や、外国人たちが、大勢住んでいるこの国だから、
私達の若い頃とは比べようもないほど国際的よ。

いつものおまけ「土曜日:英会話教室」の我がクラスは、定時になっても、
中学生のお嬢ちゃんと私の2人。
「お勉強は辞めましょうよ。オシャベリにしましょう!」なんて、年長者の
横暴さで、マッキニィとノゲイラに。2人は笑いながらハイ決定。でも、
やり取りはチャンと英語でよ。
中学生のナオキお嬢ちゃんは、つっかかったり、単語が出にくかったりしても、
臆さずに話して、それこそ宣教師のお兄さんに褒められてたわ。よかったわねえ、ね。

そうそう、アロンの日本語のお勉強。
資料を作ったり、スペイン語で言う言葉を暗記してたりしてたんだけど、
一向に現れず。30分経過あたりから、
「もしかして?ウン、それだ!」
って。ラテン人お得意の、って言うか、全然気にもとめない約束事。
有名よね、
「アスタ・マニャーナHasta manana・・・明日ね」・・気が向いたらね。
カリカリ来るほうがバカを見るのよ。そんなものよって、思わなきゃ、彼等
とは付き合えないわ。 ここは日本なんだから!は私も思うけど、ま、ラテン
感覚があってもいいかもね、四角四面の日本人には。

5時過ぎから、「ブラジル・アルゼンチンフェスティバル」
教会員たちの女性達が作ったお料理。ゲームや踊りなど等で、親睦を温める。
まあ、結構楽しかったわね。勝ち抜きゲームなんかちょっとムキになったり。
流石(さすが)教会内のフェスティバルなもので、ブラジルのサンバ、アルゼン
チンのタンゴのご披露はなかったわね。ちょっと残念だったわ。

新しく20代後半男子とお友達になったり、ランguストンとお近づきになったり、
マッキニィのファーストネイムを聞いたり、彼等が母国に帰っても、遊びに行く
つもりですもの。1人でも多くの人と知り合えて、理解できたら、世界はグ~ン
って、広がるわ。もう、マッキニィと約束よ。ソウルにはす~ぐ行くから、
ソウルの事を教えてね、って。アメリカと韓国を行ったり来たりのマッキニィ。
ポテトで有名なアイダホ州も、この目で見られたら楽しいじゃない? 
ランguストンは、敬語に興味津々ですもの、教えて進ぜましょうよ。

マッキニィに、
「ミチコサンが、あなたからモルモン教についてお聞きしたいみたいよ」
って、言ったら、瞬間困惑の表情になったけど、
「話って、最初に誰から聞くかが重要でしょう?」
って、言ったら、彼も納得。
「いいです。予定を組めます」
って。
「そうしてもらえば?」
なんで、こうなっちゃうのかしら。人の事は、放っとけばいいのにね。
大人なんだから。余計な事をしてるのかもしれない私。

エスタンシア・プラザのシェフの奥さんから「私、日本語が読めないから、
読んで。あげる」
って、もらったパンフが、これまた宗教団体のそれ。
ただ,熱海にある「MOA美術館」が、その教団の所有とは知らなかったわ。
あそこには、ルノアールのい~い絵があるのよね。
けれど、なんだか、宗教が私にくっついてきたがるのよね、若い頃から。
救ってやらねば、って思わせる何かがあるのかもしれないわね。
「放っといてよ!」

そうそう、「ダークホース」って言う言葉があるでしょう?
あれも立派な(?)日本語英語だったわ。同じような意味では「Under Dog」。
クリスチャンセンに教えてあげちゃったわよ。
「ダークホースって、覚えた?」「ハイ、Under Dog覚えましたか?」「もちろん!」
同世代の女性達より、何倍も楽しい時間を過ごしてるって、思うわ。
この~~~、幸せものが~~~!って、自分にね。

ちなみに、モルモン教信者総数は、教団発表12.000.000人だそうです。
近年の増加率は、目を見張るものがあるそう。 すごいわねえ。

アーミッシュ(再洗礼派)

2004-11-27 01:30:43 | Weblog
ヨーロッパで、分裂しまくったキリスト教。
ルターの宗教改革、なんて、中学生の時よね、知ったのは。懐かしいわ~よ。
神父様がプロバイダーのカソリック。
個人通信を!って、起こったのがプロテスタント。

『生まれたらすぐ洗礼。そんな中に本人が希望して、洗礼を受ける「再洗礼派」で、
誕生した幾つかの宗派。その一つに「アーミッシュ」と呼ばれる宗派が誕生。
宗教につきものの、ヨーロッパでの迫害を逃れて、希望の地、約束の地となったアメ
リカに渡った彼等。
「質素」「服従」を旨として、現代文明をかたくなに拒否し、あのアメリカの中で、
自給自足、「個人否定」の生活を送る人々。徹底的な平和主義者。互助精神の人々。
アメリカ人としての税金は払うけれど、教育も独自なそれを行う。
そして、その数は、増えこそしても減ってはいないという現実。』

ザーッと読んだんだけど、いっつもGODを意識して暮らさなきゃならない人々の
感覚はわからないわねえ、正直言って。
               「アメリカ・アーミッシュの人びと」池田智:著

まあ、GODは、切っても切れない人たちなんでしょうが、日米ハーフのアメリカ人
宣教師のイエーツが、言ってたわね。
「ほとんどのアメリカ人は、滅多に教会には行かない」
って。彼は、モルモン教の宣教師で、2年ちょっとの日本での伝道活動を終えて、
帰国しちゃったけれど。今頃は、復学の準備でいそがしいことでしょう。
小児科のドクターになりたいって言ってたから、しばらくは、学生だわね。

俗に言う「神様」とGODは、全然違う存在のような気がするわ。
「神様」は、その民族がもっていた、あるいはもっている存在。GODは、
それらの神様を飲み込んだ、って言うか、蹴っ散らかした、亡き者にしちゃった
攻撃型存在、って私には感じられる、思われるわねえ。
どうしても、キリスト教は「愛」ですっていうのが信じられないのよ。
未開地に入って行って、教えを広めるって、それこそ大きなお世話じゃない?
自分達の価値感を押し付ける。助けてあげてるんだ、というすご~い驕り。
先祖伝来の神様達と、ひそやかに生きる人々。そういう人達がいてこその地球でしょう。
怪我や病気で、命を落とそうと。「不老長寿」が生物・人としての究極の願いで
あっても、必ず訪れる「死」。早いか遅いかの違いでしょう?文明国のやりかたと
違う彼等に、教育・援助という名の押し付けをするって、傲慢以外の言葉があるかしら。

生きとしいけるものと共存しながら生を全うする人びとは、必ず神様と一緒。
生かされていることを、肌で感じて、生きているのよね。
それを、未熟や間違っていると言い切る1神教の信徒たちは、もしかして、
限りなく不幸な人々なのかもしれない。だって、欲深よ~~、その信者達は。
規則を破ると、家族でも同じテーブルで食事を共にしない、口もきかない。

社会を構成、運営するには、当然規則は必要よね、家庭であっても。
まあ、今の日本には、その規則のたががゆるんじゃったのか、はたまた、そん
なものすら存在しない家庭がアッチコッチに誕生しちゃったから、乱れに乱れて
行く末が危ぶまれるけれどね。

蚊帳の外が好きな私には、組織のメンバーになる幸せ感は、もてそうにないし、
もちたいとも思わないわ。「絶対」というものが存在しない世界で、
「これっきゃない!」に、わが身を置くほどの冒険心は持ち合わせてないし、
集団って、もの凄い排他性を持つものだからねえ。
宗教は、その最たるものよ。 私は組織に入らなければ生きてゆけないほど弱い
人間ではないって思ってるし、誰かに操られる不愉快さ。後付け理由は満載だけど、
操られるって事ですもの、組織人になるってことは。
宗教だけじゃなく、様々な組織全般についてもね。

でも、何教であれ、本人が幸せなら、言う事はなし!そんなに強くないのも人間
ですものね。ただ、私はそんなに強欲な人間じゃあないのよ。物欲なんて、とどまる
ところ知らずよ。本当の日本人なら、「足るを知る」「分相応」という言葉を
知っているはずよね?
英会話教室で、よく「私が基本的な日本人よ~!」(笑)
って言うと、すぐ
「違う!」(笑)
って日本人らしき人達と、宣教師達も言うけど、奥深い所に居る精神のありようの話よ。


  ☆ 本日の言葉・・・「再洗礼派」「質素」「服従」「自給自足」「互助精神」
            「足るを知る」「分相応」
  ☆ 本日の歴史上の人物・・・ルター「宗教改革」