久恒辰博著 PHPサイエンス・ワールド新書
ISBN978-4-569-77903-4 840円+税 P190より引用
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第6章 ソーシャル・エンゲージメン
トで脳を活性化
社会活動への参加と脳の老化防止
認知機能の低下を防ぐには「ソーシ
ャル・エンゲージメント」の要素も
大切です。ソーシャル・エンゲージ
メントというのは、簡単に言えば、
「社会との関わりや、他の人との関
わり」という意味です。
積極的に社会活動に参加したり、積
極的に他の人と交流を持ったりする
ことが、高いレベルのソーシャル・
エンゲージメントといえます。具体
的には、仕事を持っている人の場合
は、仕事に行くことが一番のソーシ
ャル・エンゲージメントになると言
えるでしょう。定年で職場を離れた
方も、学びの場に出かけていったり
地域の集まりに参加したり、ボラン
ティア活動に参加したりすることが、
ソーシャル・エンゲージメントにな
ります。(略)
友だちがたくさんいることや、多く
の社会活動に参加しようとすること、
つまり、ソーシャル・エンゲージメ
ントのレベルの高さは、認知機能の
低下を減らすことと関連があるとし
ています。(略)
新しい人と会って話をしてみること
は、脳への大きな刺激になるだろう
と思います。新しい人と会うには、
新しい活動に参加することが一番で
す。(略)
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▼定年後は積極的に社会参加をしな
いと確かに脳には刺激が伝わらない
でしょうね。でもだんだん外に出る
のが億劫になるのも事実です。その
点女子は実に活発に動き回っていま
す。物事常に積極的です。そのコミ
ュニケーション能力は確かなもので
すね。ちょっとした会合で同席する
だけですぐに打ち解けてあげくに後
日ランチを約束したりします。こん
なことは男子では考えられないこと
です。来年あたりが第2の定年を迎
える人たちが急激に増えると報道さ
れています。男子も相当努力をしな
いと引きこもってしまいますね。
脳には新しい人にあってみることが
いいみたいです。
こめぞう