木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

階段修理始まる

2023年01月09日 05時24分36秒 | 耕作放棄地

改修工事が始まった。と言っても、いわゆるマイホームの話では無い。農園の周囲に小さな森が広がっているのだが、森自体は数メートルの段差で一段低くなっており、出入りには困難を極める。従って階段を設置し、万が一の事故防止を図っているのだ。素材が竹製のため、当然ながら数年で劣化するので改修工事の必要性が生じるところだ。現在の階段は設置して3年余り、上述のように資材の劣化で危険性が増してきた。上り下りするのは老若男女、全員の安全を図らねばならない。

真っ先に手を上げてくれたのが、例の「百姓候補生」氏、まるでキャンプみたいと嬉々として張り切っている。日本人は「物作り精神」が旺盛だとつとに有名だが、個々人においても際立っているようだ。まずもって基本方針、体力不足もあるので長時間の作業は困難、それに耕地の維持管理や収穫作業も存在する。1日の階段改修は最大でも1時間以内、気の向いたときだけ行う・・・・・・と定めた。農閑期の暇な折だけを活用する方針だ。まあ、我々の性分というか気質が解るようなもの、日本人特有の生真面目さは少ないようだ。

まずもって資材と用具の準備、野小屋から持ち出した道具類で間に合うだろう。資材は現地調達主義で。青竹を切り出し、多少の加工を行う。後は現場を見ながら必要に応じて修正する所存だ。「百姓候補生」氏が作業に着手、手すりと足がかりの設置だが、先に足がかりの交換に挑むようだ。竹の丸太を調整して埋め込み、ストッパーとビニールテープで固定していく。子狸よりもはるかに丁寧な作業風景だ。

そうこうしているうちに「長老」の出現、本年最初の出動らしい。新年の挨拶を交わし、野菜類を持って行けとのご厚意なので急遽そちらへと回ることに.初回の作業は短時間で変更と相成った。何ともはや気楽な工事業者だ。

まあ極端に解すれば、春先にまで間に合えば役割実施は可能かと想定している。冬場に森に入って作業する者もまず無いだろう。暇を見つけてはボチボチと進めて参りますか。仲間達も作業を重ね年齢も増してきた。一寸したことでけつまずいて転倒・落下の可能性も無きにしも非ず。十分な予測と対策が必要不可欠だろう.階段の改修工事が多少なりとも事故防止に繋がってくれたらと願っている。

 

 

 

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