木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

アピオスの栽培

2022年07月03日 15時24分14秒 | 耕作放棄地

「アピオスとは何ぞや」、まるで哲学問答の命題でもあるかのようだが、そんな大層なものでは無い。植物の名称なのだ。まるで始めて聞いた言葉だ・・・・そうおっしゃる方も少なく無いと思うが、子狸も同様で始めて遭遇する言葉である。実は例の若き挑戦者であるO氏が挑戦中なのだ。ミャンマー人の知人から貰ったとかで種子を入手した模様。聞くところによれば、北米原産のマメ科の野菜のようで、ツル性の形状で育つとか。実はピンポン球位の大きさで土の中で育つようだ。食感は小型のジャガイモといった印象だそうな。アメリカインディアンの強壮剤(材?)だった模様で、彼らの戦闘力の源泉だったのだろう。栄養価が豊富なようで、ジャガイモと比較すると、カルシウムが40倍、タンパク質が6倍、繊維質が5倍、鉄分が4倍それにビタミンEも豊富だとか。流石にレシピまでは聞き損ねたが、多分ジャガイモと同様かと思われる。

非常に稀な植物なので、季節を巡って追っかけてみようと思っている。春先3~4月に種蒔きし、収穫は11月位だそうな。現在は植え込んだ種が成長を始め、ツルが1メートル位に伸びた状況。無論、エンドウ同様のネット環境で育成中だ。長めの畝に端から端まで植え込んであるので、結構な分量かと思われる。そうそう栄養価が豊富なので食べ過ぎには要注意だそうな。1回当たり3~4粒程度が適量だそうで、食べ過ぎると精力が付きすぎて悪影響をもたらすとか何とか。食生活は各位の裁量にお任せするとして、どのようなレシピが展開されるのか楽しみでもある。

それにしても栽培期間が長いですね。8~9ヶ月の期間を要し、耕地を長期間にわたって占有するのが一寸難かな。エンドウやタマネギでも長いと思うが、それでも半年程度だ。まあ、彼の場合は「下仁田ネギ」の15ヶ月のように長期戦略が得意なのかも。気持ちを長くもって見守っていきますか。「アピオス」、始めて遭遇した北米原産のマメ科野菜、どのように育っていくのか興味を持って眺めている。ちなみに我が国では青森県が栽培の中心だそうな。無論、東北地方に限定されるものでは無く、栽培そのものは九州でも可能だとか。台風などでネット環境が破壊されないように、大事に育てて欲しいものだ。


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