木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

連作障害は如何に

2022年07月03日 15時32分36秒 | 耕作放棄地

梅雨の合間をぬってジャガイモの収穫が始まった模様だ。仲間達も次々と掘りあげている。子狸の場合、「ダンシャク」の品種については既に掘りあげている。サツマイモの植栽加減による早めの対策だ。今回は「アンデスレッド」の品種について掘ろうかと思っている。実はこのアンデスレッドのジャガイモ、とある実験の実施場でもあるのだ。野菜栽培における「連作障害」という言葉をお聞き及びかと思うが、その影響を調べて見ることに。つまり昨秋ジャガイモを植え込んだ場所に、あえて又ジャガイモを植え込んでみたのだ。典型的な連作だが影響はどうだったのだろうか。興味半分・不安半分・・・・といった心境で掘り出してみた。独特な赤色のジャガイモが出現する。一見すると数量はまあまあ、粒の大きさは小さめのようだ。

畝に沿って掘り出していく。幸いなことに欠損株は無いようだ。全般に良く出来ており、取り立てて連作障害と思える影響も見当たらない。あえて特徴づければ上述のように小粒なサイズであろうか。但し、サイズ感は小さいものの、連作障害に因るものなのか、追肥の不足に因るものなのか、は不明だ。相対に肥料控えめの傾向があるので後者の事由かも知れない。何個かはネズミに囓られている物もあったが、これは通常の被害だろう。モグラとネズミによる連係プレーだ。一般に、連作すると微量栄養素の欠乏で作物に悪影響が出ると言われている。1回位では大きな影響が出ないのか、言われるほどの事が無いのか、そこらは不明だが、見掛ける範囲では大きな悪影響は無い。

実験は繰り返し行ってみる必要がある。今秋、同じ場所にあえて「秋ジャガ」を再び植栽してみるつもりだ。悪趣味かも知れないが、どんな影響が出るのか興味津々、結果については何時の日か又報告致しましょう。掘り出したダンシャクイモ、少しづつ頂いている。蒸かして食べたり加工したりの日々だが、素朴な蒸かしイモを少し薄めの塩味で頂くのが最高かと。堀り立てのジャガイモに勝るスウイーツはありませんぞ、是非にお試しあれ。提供したご近所集も大喜びのようで、アンデスレッドの品種もお待ちかねだろう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アピオスの栽培 | トップ | カラスの学校 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

耕作放棄地」カテゴリの最新記事