社会科の専攻は「世界史」で無くとも名前ぐらいはご存じかと思う。3000年以上昔の、古代エジプト王朝の青年王であったツタンカーメンだ。名称よりも黄金の仮面と言った方がなじみ深いかも。何も世界史の講義を振り返ろうとするものでは無い。エンドウの品種にツタンカーメンと称する品があり、仲間達が栽培に挑戦しているのだ。何故に名称がツタンカーメンに(?)、と疑問に思われるだろうが、上記と関連性があるようだ。一説によると、ツタンカーメン王の棺の中にエンドウの種子が存在し、栽培したら無事に発芽したので商品化したとか何とか。半分、胡散臭く思っているが物語としては面白い。我が国にも、「大賀ハス」の事例もあり、完全否定は難しいだろう。
さて噂のツタンカーメンだが、仲間内では長老、大御所、チームリーダーの3者が挑戦中だ。画像は何れもチームリーダーのエンドウ畑である。名称こそ過大なものだが、要は実エンドウの1種だ。特徴はご飯と一緒に炊き込むと赤飯状になるというもの。誤解の無きようにお願いしたいが、あくまでも赤飯状であって赤飯に化けるわけでは無い。大好きな赤飯が簡単に作れるとぬか喜びした子狸の失敗をお忘れ無く。
通常の実エンドウは莢が緑色だ。ツタンカーメンは紫色で、此処が大きな特徴かな。利用法は通常の実エンドウと一緒で、要は豆ご飯用のエンドウ豆だ。色合いが赤飯状となるので、未だ見ぬ方を驚かすには打って付けかも。2~3回もやれば飽きられるので、程々に。
種子は市販されてるのは見た事が無く、仲間達も自家採取で保存している。F1種かとも思ったが、自家採取の繰り返しでも異変を生じないから、在来種なのかも・・・・・・とも思ったり。農園に最初に持ち込んだのは長老なんだが、どのような手法で入手をとの疑念は湧く。まさか彼がエジプト政府を動かして棺から直接入手を・・・・・そんなことはあり得ないだろうな。
ともあれ謎に満ちあふれたツタンカーメン、王もエンドウも同様みたいだ。青年王はともかく、エンドウ豆のツタンカーメンとは当分おつきあいは続きそうだ。子狸が栽培する事は多分無いだろうが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます