先日の東京行きで、若旦那と最後に会ったとき・・・
場所は上野です。
この近所の通りである不忍池通りを北上すると
こういうバス停があり、このバス停に広告を出している行列の出来る店が若旦那の本拠なんですが。
その不忍池通にはその昔、都電が走っていました。
この隣のバス停には廃車になった7500型も保存されていたりして、往時が偲べます。
その若旦那の幼少の記憶を飾ったのが都電。
高校の思い出を載せたのが千代田線と常磐線なら、幼少の彼の記憶の中には走り回る7000型やら、6000型、8000型があったそうです。
8000型はオンボロなよろしくない記憶、6000型に乗りたくても既に営業の主役ではなく小学校のお休みの日には碌に走ってくれず、
車庫まで見に行ったらしいこと。
私にはさっぱり解らないですが、線区によって走る形式がかなり違ったため、7500型じゃ縁も所縁もないらしいこと。
思い出が詰まった・・・
都電のキットが若旦那の家にはしこたま。
そーなるわな(;´Д`)
・・・・・てーことで
お気軽極楽のワールド工芸製品。
これなら隙間作りにはぴったりです。
良く見ると、どうも内ルーフ式ですから、半田がやり辛い構造です。
半田だと上半分が固定するのに骨です。
ということで今回はこれを瞬間接着剤でくみ上げて行きます。
抑えながら流し込んで行きます。
低粘度の瞬間接着剤を使い、毛細管現象で接着を満たして行きます。
雨樋上からもきちんと流して、引っかかって捲れ上がっておじゃんということを防止します。
この上からもね。
だんだん強度が出てきます。
雨樋上から流すことで、相当しっかりしてきます。
前面の曲げは結構慎重にしないとエッジが出ません。
このように、表エッチングされている板を曲げるのは慎重に。
万力と2枚のステンレスサシを使って、慎重に曲げて行きます。
エッジが丸まっては台無しです。
このように曲げます。
曲げる前は同系の富山7000型に見えないこともないですが、曲げたら都電以外ありません。
物凄い細面なんですね。
おおまかのこのくらい曲げて後は馴染ませで全て決めて行きます。
屋根のメタルをおきますが、上から見るからに拘るポイントは雨樋です。
雨樋の太さを均等にしながら固定してきます。
まず屋根から固定。
内張りを固定。
何回かに分けてタップリと瞬間接着材を盛ります。
最初は低粘度、次に標準粘度で固めて行きます。
前面のスキンをあちこち注意しながら張り合わせて行きます。
雨樋の縦管が均等に出る様に張り合わせて行きます。
このキットはおでこの成型が必要ですが、それ以外は何とか組める範囲です。
半田で組まなくてよかったと思うのは、薄い板厚なので、熱で変形したら困ってしまうでしょう。
ただし、全てがエッチングなので、ディテールは平坦です。
何とかならんかな?
モデモの6000型になんかのリアル玩具の車体を被せたものが手持ちにありました。
この色では違うそうです。
これに若干の赤みを足したものを塗ることが使命として言われています。
さまざまなところに平面出しをしていきますが、雨樋上面を磨くことが大切かと思います。
きらっと良い感じです。
ちなみにメタルは屋根より厚く、この平面だしもポイントですね。
割合短時間で組めますが、ずれが無いことが条件。
ただ、斜め面の窓枠はかなり太く、また側面寄りによってしまいます。
削って窓枠を細くしたほうが良いかもしれません。
おでこ以外は、かなり綺麗に組めました。
強度もねじって大丈夫ンな位です。
このキットは、そのまま組むと?な部分もあるので細かい修正を加えますが、車体自体が小さいため、車体はストレートに組みます。
まぁ、来週には若旦那に送ってあげられるようにしましょう。
それにしても・・・
モデモの動力・・・。
こんな曲がっちまって良いんでしょうか?
個人的には大変疑問です・・・。
決定版になる小径車輪の動力って出ないもんでしょうか?
↑いまはこのキットしか手元にないですが、どうもこれから続々と輸送される模様。