日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

ケアしケアされ、生きていく/竹端寛著/ちくまプリマー新書

2024-01-06 19:48:53 | 

不登校など、現代の生きづらさについて、第1章の「迷惑をかけるな憲法」の説明は納得感が高かった。

昭和98年的世界、標準化・規格化、生産性が重視され、そこから外れると「自己責任」と突き放される。

その呪縛から解き放たれるには、依存先を増やし、自分の唯一無二性に出会い直し、他者と関係することが必要。

著者が子育てを通じて、自分の影となっていた思い込みに気付き、著者の専門とあいまって、ケアをすることはケアされること、という厚みのある言葉に出会えた。



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