蜜蜂キックロの海外出張(2)

2016-06-20 21:03:43 | 童話
出発前に、みんなとワイワイガヤガヤとお話しをしました。

『蜂蜜を使ったおいしい料理が見つかるといいね。』
『そうだね。』
『外国はどんな所なのかなぁ?』
『暑いのかなぁ、寒いのかなぁ?』

そして、ブラジルへ行く飛行機の出発案内があり、3番の箱がブラジル行きの飛行機に乗せられました。
『バイバ~イ、元気でね。帰って来たら、またみんなでお話しをしようね。』

そして、今度はアメリカへ行く飛行機の出発案内があり、2番の箱がアメリカ行きの飛行機に乗せられました。
『バイバ~イ、元気でね。帰って来たら、またみんなでお話しをしようね。』

今度は、オーストラリアへ行く飛行機の出発案内があり、4番の箱がオーストラリア行きの飛行機に乗せられました。
『バイバ~イ、元気でね。帰って来たら、またみんなでお話しをしようね、きっとだよ。』

また今度は、イタリアへ行く飛行機の出発案内があり、5番の箱がイタリア行きの飛行機に乗せられました。
『バイバ~イ、元気でね。帰って来たら、またみんなでいっぱいお話しをしようね。』

次は、フランスへ行く飛行機の出発案内があり、6番の箱がフランス行きの飛行機に乗せられました。
『バイバ~イ、元気でね。帰って来たら、またみんなでお話しをしようね、きっとだよ。』
『みんな行ってしまった。』

最後に、カナダへ行く飛行機の出発案内があり、僕達の入った1番の箱がカナダ行きの飛行機に乗せられました。
『バイバ~イ、あっ、だぁれもいないや。』

僕も飛行機に乗せられたので、カナダに着くまで寝ることにした。

僕達の入ったカゴは断熱材という熱を通さない布でくるまれているので寒くなかったです。

そして、僕達が目をさますと、飛行機はカナダに着いていました。