石ネズミ(3)

2017-06-28 21:25:41 | 童話
次の日、また河原にネズミがたくさん集まってきました。
「やあ、おはよう。」
「みんなおはよう。」
「おはよう。」
「やあ、今日もみんな元気だね。またがんばろうね。」
そして、いつものように、みんなで石を運び始めました。

「小さい石はここで、大きい石はあそこ。この石は丸いから、ずっと向うだよ。そうそう、その辺だね。」
「あっ、違う違う、細長い石はここだよ。」
「もうお昼になったからお弁当を食べようか。今日はまた普通のお弁当だけれどおいしいよ。」
そして、みんなでワイワイガヤガヤとお話しをしながらお弁当を食べました。
「おいしかったね。」
「うん、普通においしかったね。」
「お昼ごはんが終ったので、少しお昼寝をしようか。」
「そうだね、午後も忙しいから、少しお昼寝をしようね。」
「お腹がいっぱいだから、お昼寝をすると気持ちが良いよね。」
「僕もお昼寝をするね。」そして、今日もみんなでグーグー、グーグー。そしてまた、1時間くらいたった頃に、またみんなで石を運びました。

次の日、また河原にネズミがたくさん集まってきました。
「おはよう。」
「おはよう。」
「おはよう。」
「おはよう。」
「おはよう。」
「おはよう。」
「やあ、今日はたくさん来たね。これだけ多いとがんばれるね。」
今日は、昨日より大きい石を集めるから4匹から5匹で持たないと動かせないよ。
「小さい石は後にして、大きい石を集めるよ。」
「みんなで力を合せて、いっちにっ、いっちにっ。」
「少しずつ動いて来たね。」
「もう少しだよ。いっちにっ、いっちにっ。もう良いよ、ここで。」
「もうお昼になったからお弁当を食べようか。今日は大きな石を運んだから、お弁当は二個食べていいよ。」
「わあっ、うれしいなあ。」
「そうだね、おいしいお弁当を2個も食べられるなんて、うれしいなあ。」
お弁当を二個食べて、お腹がいっぱいになったので、またみんなでグーグー、グーグー。