毎年、庭の同じ所に一本の白百合が咲く。多分一度植えた球根がしっかりしていてそこから芽が出るのであろう。一方、この百合とは別に隣から胞子が落ちて咲く百合もある。葉の出方が少し違い、葉も細く、葉数が多い、此方は生命力が旺盛でどんどん高くなり、四方に胞子を飛ばし、仲間作りが上手である。同じような百合でも花から根からと違うのが面白い。どちらがどうと言う訳ではない。綺麗な花を咲かせて楽しませてくれさえすればそれで良い。
人も同じ。見た目はたいして変わらないがいろいろな性質を持っている。お前も高くなって胞子を飛ばして仲間を増やせよと言っても出来ない相談だ。DNAが長い年月で変わってしまっている。花なら理解できるが人になると理解出来ない。自分の良い点、他人の良い点を先ず理解することがスタート点だ。それぞれに良い点がきっとあり、それを伸ばし、大きくすることが綺麗な花を咲かせることに繋がって行く。
厚顔無恥な政治家達
一国のリーダーとして鳩山首相の言葉の軽さが問題になっている。自分の立場がまるで分っていないように見受けられる。政権交代で期待していたから尚そう思える。政治家二世の小泉、安倍、福田、麻生、鳩山と苦労を知らない、言葉だけの、自分勝手な首相が続いてきた。これらの首相から「国民のために」と言うフレーズを聞くたびにゾッとする。他ライバルを蹴落として、元々自分のために首相になった人たちである。その椅子から人からなんと言われようが降りたくない。逆に、自分の心中で気持ちがプッツンと切れると、どんな時でも自分勝手に降りてしまう。国民との間に信頼関係がないし、構築しようとする気もない。私などは線が細いので寝れなくなる。地に足を着け、誇大広告のマニフェストではなく、リーダーとして真に何をやる為に首相になったかを振り返って、一途に取り組んで欲しい。言葉よりその姿を見たい。