昨日の日本シリーズ・ソフトバンク(SB) 対 阪神 の試合を見ていて感じたことは監督業って辛い仕事だなぁということです。特に秋山監督がベンチに座って試合を見ている姿が印象的でした。SBは9回表に抑えの切り札・サファテ投手をマウンドに送る。しかし、3四球で一死満塁のピンチ。阪神・西岡選手にも3ボール1ストライクとなり、押し出し四球で同点という場面になったが、秋山監督は平常心を保っているように見えた。送り出した投手を信じている振りをしなければならない心情に同情せずに要られなかった。前日の第4戦も先発・中田賢一投手が1回表、簡単に二死を奪った後、3連続四球で満塁のピンチを招いたが阪神・福留選手をからくも空振り三振に打ち取り、切り抜けた。が、3回表も再び連続四球で一死満塁となり、阪神・マートン選手の犠飛と福留選手の中前打で同点にされた。サファテ投手も中田投手も重圧を受けてストライクが入らないのか、ストライク・ゾーンに投げて打たれたらと思う消極性が禍をしているのか、どちらにしてもプロの投手としての責任を果たしてほしいと秋山監督は願っても、それを口に出せない辛さが顔から読み取れた。だから、家に帰っても寝られずに睡眠導入剤を服用していたと聞く。そして監督業をこれで退任する。 翻って家庭でも親が小中学生の子どもを監督するのと似ている。じっと見守って口を出さないように心掛けねばならないし、子どもが失敗してもそれを次回の糧にして欲しいと叱らないように我慢せねばならない。胃が痛むことが多いが、それが監督業の親の務めと諦めないといけない。親の方が秋山監督よりもっと厳しい立場なのかも知れない。
今日の夕食は、
◆鯛の西京焼き ◆キャベツの博多蒸し ◆おから ◆青菜も当座煮 ◆ご飯
~ キャベツの博多蒸し : いつもと違い生姜がたくさん入ってピリッとしていた ~
<P.S>
選手や子どもに小言を言ったり、叱ってしまうとそこで監督や親の評価・判決で一件落着となり完結してしまう。せっかくの貴重な体験だから考えて欲しいと良かれと言った監督や親の言葉やアドバイスに不服や不満、反感を感じる。傷口に塩を塗られる思いの方が当人にとって強いのかも知れない。一件落着してしまうと選手や子どもはその後、その体験で考えない。気付くまで待つことはしんどく辛いことです。(しんどい ←「心労」「辛労」)