郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

心貧乏

2010年05月18日 | 日記

 テレビ連載中のゲゲゲの女房を見ていた時に「心まで貧乏になってはいけない」と言う言葉を聞いて考えさせられました。今、私たちは年金生活で余裕のある生活は出来ていません。しかし、衣食住すべてをみすぼらしい生活をするのは惨めです。だから、気持ちだけでも心豊かな気持ちになるよう食を通して美味しいものを作り、少しでも幸せな気持ちになればと、自分なりにこだわって頑張っています。

  今日の夕食は、 

 

 

 

 

 

◆カサゴ(ガシラ)の煮付け ◆三種盛り(ごぼうの味噌炒め・南瓜きんとん・魚のみぞれ和え) ◆小松菜の柚子胡椒和え ◆ご飯

『ゲゲゲの女房』⇒夫婦の4つの危機:(A)45%、(B)14%、(C)23%、(D)18%の危険率です。
(A)結婚後~5年 :価値観の違い~62%の人は価値観が同じだからと結婚する。それがそもそも間違い。実際、価値観が同じだという夫婦は10組に1組程度で珍しい。束縛しあう結婚をするが、その後に何かデッカイ得(とく)をするいい事がありそうに思う。実際はそれに見合ういい事なんて生まれない。その失望感!そして、今まで生きてきた環境により性分・性格・考え方(価値観)が当然違って当たり前だのにそれが許せなくなる。相手の性格、価値観等に合わせようとしてもなかなか合わせられない。だから、無理して合わせなくても良い。相手はこうなんだと認めることだけでよい。それ以上すると負担と期待が出てくる。
(B)   ~10年:金銭上の諍(いさか)い~子どもの養育、住宅ローン(購入資金)、などなど、お金が要ることが多くなり、家計が苦しくなる。今、苦しくなくてもこの世の中、節約指向で緊縮財政を強いていかねば何が起きるか分からないと思う。だから、相手の節約は当然で、偶(たま)の無駄遣いも自分の縮んでいる心がそれを許せない。その気持ちがマグマのように起きてくる。そして何かの拍子に爆発する。自分だけいろいろと遣り繰りをして一生懸命しているのに…。相手は別に節約、節約と言っているわけでも無いのに、自分勝手にそう思って実行している。余りにも世知辛いと相手も感謝の念があっても感謝の気持ちが失せてくる。今やっていることは自分のためにしているのだと思わないといけない。だから、夫婦は同じ方向を見るよう勉めると同時に、もし少し違う方向を向いているならそれは自分のためだと割り切る。同じ方向を見るためには並んで立たねばならない。小さなことだけど、話し合うときも正面に座らず横に座るようにする。ウン、ソウネ、ワカッタ、と肯定の言葉で相手に合わせるようにする。
(C)   ~20年:生活のすれ違い~ご主人は仕事が忙しくて疲れて帰ってくる。上司・部下との感情の軋轢の中で、どんな仕事の忙しさか、実際を見ていない。だから、その辛さ、苦しさがどんなものか想像できないので安易に考えてしまう。ご主人も効率重視の会社・仕事システムを家庭に持ち込む。そして、自分は家事、召使い、子どもヘルパーを押し付けられ、部下のような扱いしか受けていない気がする。理想とする暖かい家庭、にこやかな団欒がここにはないと悩む。毎日、同じ生活の中で次から次にやることだらけで相手のことを思いやる時間もない。一旦中断してみる。それがプチ家出。家出と言っても家の近くでその日に帰ってくる。自分も反省し、相手にもゆっくり考えてもらう時間を作る。自分の大切にしている家庭があるのに、それを捨ててしまう覚悟が本当にあるのか。一人で生きていくことは辛いことです。特に老後は。だから、結婚したのに一時の思いでそれを失くしてしまってよいのか。相手に勝っても何も残らない。①勝たない、②勝てない、③勝ちたくない、と勝とうとする自分に打ち克てば自分の取るべき道が見えてくる。
(D)   21年~:コミュニケーションの無さ~熟年離婚を意識しだす。昔は女性が家庭貢献度を認められず、亭主関白のご主人から脱却するパターンであった。関白の一段上に天皇が存在することを忘れているとこのように大きなしっぺ返しが来た。現在は男性が厳しい会社生活の中での家庭貢献度が認められず、家庭から脱却するパターンである。夫が退職をすると、会社社会や家庭維持責任からすぐ自由を得たいと思うのはそれだけ重い重い制約を受けていた反動とも言える。そして、行動を起こす。そこには妻の居場所はない。妻は初めて感謝の気持ちが薄く、感謝の表現が欠けていたことに気付くが遅いのである。昔も今も長年連れ添っていると言葉に出さないが理解しろと甘えてしまう。ウソでもいいから感謝の言葉は大切なのである。言葉はパワー。だから、声に出して言おう!①ためらわずに「ありがとう」と、②恐れずに「ごめんなさい」と、③照れずに「愛してる」と、気持ちは後から付いてくる。         以上

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