かんりにんのひとりごと

日々の出来事や季節を感じる野鳥や花々の写真を載せています!
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狩野永徳を読む「花鳥の夢」

2024-03-03 | 読み物

今日も寒い日でした。

散歩に行くと、ピーピーと言う声をだして鳴いているヒレンジャクを発見・・・。

撮影しようとカメラを出して、狙いましたが、枝が邪魔でなかなか撮れません。

そんなことをしていると、ヒヨドリが来て、ヒレンジャクを追い払ってしまいました。

あらあらーー。

せっかくのシャッターチャンスだったのに、残念でした。

仕方なく、朝から散髪に行きました。

心なしか、頭のあたりが寒くなりました。

さて、今日はいつも電車の中で読んでいる「狩野永徳」さんの物語を読もうと喫茶店に入りました。

家で読むと眠たくなってしまうのですが、喫茶店では眠らずに読むことができます。

コーヒーとお菓子を頼んで隅っこの席に落ち着きました。

この本は、ブログで他の方が紹介されていたので、読みたくなりました。

狩野永徳さんは、何度か書いていますが、室町時代から、安土桃山時代に活躍した絵師で、狩野探幽さんの二代前にあたります。

妙心寺の『元信の庭』で有名な狩野元信さんはおじいさんにあたるみたいです。

この本の中で、永徳さんは絵をおじいさんに教えてもらって、才能を認めてもらっていたと書かれていました。

逆に父の松栄さんのことは、絵は下手ではないが、おじいさん程にはうまくないと、冷静に分析しているような話が書かれていました。

まあ、小説ですから、内容が正しいとは限りません。

実際に、本人に聞いたわけではないでしょうから。。。

いろいろな資料を見ながら、歴史の事実と照らし合わせて、自由に欠ける部分を膨らませたのでしょうね。

なかなか面白い小説で、室町時代の京都を想像しながら読み進めています。

なにせ、通勤の電車で読んでいると、一日に数ページしか進まないので、まだまだ序盤の話です。

狩野永徳さんが、室町幕府13代将軍の足利義輝から「洛中洛外図」を描くようにと依頼を受けて、京都中を歩いて、いろいろな建物・人物・行事を下絵にしている場面です。

今でも、この「洛中洛外図」というのは、残っていて、見ることができますが、まさかそれを小説にしてしまうというのが、面白い発想だと思います。。。

絵師として、この絵にかける意気込みみたいなものが書かれていて、引き込まれるように読みました。。。

しかし・・・。

残念ながら時間切れ・・・。

予定の時間となり、この話はまた明日の電車の中ということになりました。

ちなみに、歴史の事実としては足利義輝から頼まれた絵なのですが、義輝が絵が完成する前に死んでしまったそうです。

最終的に、この絵は織田信長の手に渡り、信長を通じて、越後の上杉謙信に贈られたということです。

一つの絵をめぐる、不思議な物語ですね。

『洛中洛外図』はまだまだ序盤で、物語は、このあとも信長・秀吉の時代へと続いていくみたいです。

早く読みたいですが、飛ばし読みをするのがもったいなくて、ゆっくりと読んでいます。。。

最近は速読ならぬ、「遅読」が私の読書術です。。。

洛中洛外図屏風 文化遺産オンライン

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【大人の教養・日本美術の時間】洛中洛外図をひもとく | 紡ぐプロジェクト

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文化庁、宮内庁、読売新聞社による「紡ぐプロジェクト」公式サイト。日本の美と文化に出会えるポータルサイトです。

紡ぐプロジェクト


新しい喫茶店で読書に励む

2024-02-15 | 読み物

 

今日は、大変あたたかい日となりました。

 

仕事はお休みでしたので、久しぶりに喫茶店へ行って、読書に励みました。

 

 

昨年、なじみの喫茶店が閉店して、そのあとに別の喫茶店ができました。

 

価格が安いので、助かります。。。

 

この間、読みたい本が渋滞して、積んである本がたくさんありました。

 

早く次の本を読みたいので、今読んでいる本を急いで読み終えました。

 

 

 

シリーズを愛読している「京都寺町三条のホームズ」ですが、20巻を読み終えました。

 

今回もなかなか面白い展開で、京都に関する知識も随所に詰め込んであって、勉強になりました。

 

何より、内容が比較的簡単で、読みやすいです。。。

 

さて、次に読みたいと思っていた本をいよいよ読み始めました。

 

 

「花鳥の夢」です。。。

 

先日から何回も書いている『狩野派』の絵師、「狩野永徳」さんの物語・・・。

 

安土桃山時代、信長や秀吉に仕えたと紹介の文章に書かれています。

 

その永徳がどのように生きたのか・・・、ぜひとも知りたいところです。

 

 

第一章が「緋連雀」・・・ヒレンジャクとは・・・、これは私にピッタリの内容でした。

 

まだまだ、最初の1~2ページしか読んでいませんが、早く続きを読みたくて、ワクワクします。

 

 

 

 

明日からの通勤の行きかえりに、少しずつ読みたいと思います。

 

でも、すぐに職場についてしまうので、一日に少しずつしか進まないのですが・・・。

 

 

それにしても、今日は暑かった・・・。

 

明日はまた寒くなるそうです。。。

 

寒暖差に気を付けないといけませんね。。。

 

 

 

今日は公園にいたメジロ君に登場してもらいました。

 

春に似合う鳥ですね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


京都寺町三条のホームズ20

2024-01-23 | 読み物

 

今日は、かなり楽になりました。

 

のどが痛くて、咳も出ていたので、もう一度近所の医院に行って、診てもらいました。

 

のどは痛いけれども、それほど悪い状態ではないそうです。

 

前回は、コロナでもないし、インフルでも無いしで、とりあえずの解熱剤だけをもらったのですが、今日は風邪薬とか、うがい用のイソジンなどももらいました。

 

前回の受診の時に、頂けたら良かったのでしょうが、お医者さんも風邪の種類が断定できていなかったので、薬の出しようがなかったのかも?しれません。

 

薬を飲んで過ごしていると、いつもとかわらない日常が戻ってきました。

 

そうなると、退屈になってきて、たまっていた本を読みたくなりました。

 

前回の『金閣寺』(三島由紀夫)が、ちょっと重苦しい話だったので、今回はかるーいお話を読もうと思いました。

 

いつも愛読している『京都寺町三条のホームズ』20巻です。

 

 

この話は、男前の古美術鑑定士が登場し、鋭い洞察力でいろいろな事件を解決する物語です。

 

毎回、京都のことが書かれていて、勉強になるので、続けて読んでいます。

 

京都検定にも役に立ちました。

 

今回は、どんな展開になるのかと楽しみです・・・。

 

少し読んだところでは、比叡山の延暦寺のことが、詳しく書かれていました。

 

なるほど・・・。

 

勉強になりました。

 

『金閣寺』と比べると、文章が易しいですし、内容も心地よい感じがします。

 

息抜きには良い本だと感じました。。。

 

明日は本当は仕事の日なのですが、昨日のうちにお休みの連絡をしておきました。

 

少しは楽になったのですが、まだまだ本調子ではないので、早めに代わりの方を手配してもらいました。

 

明日も本の続きが読めそうなので、楽しみにしています。

 

明日は少し外にも出てみたいと思います。。。

 

 

 

 


信長と秀吉に愛された狩野永徳

2024-01-12 | 読み物

 

先日、フォローしているブロガーの方が、紹介されていた本が大変気になりました。

 

安土桃山時代から、足利義輝・織田信長・豊臣秀吉へと、権力者の要求にこたえて、数々の絵を描き続けた『狩野永徳』の物語・・・。

 

題名は『花鳥の夢』です。。。

 

さっそく、アマゾンで調べて、中古の本を買いました。

 

 

「ライバルは等伯」と書かれています。

 

等伯といえば、智積院の「桜図」「楓図」を書いた長谷川等伯ですね。

 

長谷川等伯を調べていた時に、狩野派が邪魔をしたというようなことが書かれていたのですが、同時代に生きた二人がどのようにかかわりあったのかは、よくわかりません。

 

歴史小説というのは、あくまでもフィクションだと思うのですが、多少は事実に基づいた内容も含まれているのかもしれません。

 

 

狩野派と言えば、徳川家にも使えた大きな画家集団でした。

 

その繁栄を築き上げた狩野永徳がどのように生きたのかを、フィクションではありますが、読んでみたいと思いました。

 

 

 

時代背景を知るには、良い機会なのかもしれません。

 

「京都検定」の勉強をしていたら、どんどんと横道にずれて行っている気もしますが、寄り道も大切かもしれません。

 

 

早く読んでみたいのですが・・・。

 

実は、昨年の11月に読み始めた三島由紀夫の『金閣寺』が、まだ読み終わっていません。

 

毎日通勤の電車の中で、少しずつ読んでいるので、なかなか前へと進みません。

 

 

 

この小説の内容がまたしても、難解です。。。

 

どうも、三島由紀夫という人は、わざと難しい文章を書いているとしか思えないです。

 

どうして、こうも複雑な文章を書こうとされるのか、不思議です。

 

もう一冊「京都三条寺町のホームズ20巻」も買ってあるのですが・・・。

 

読みたい本が渋滞しています。。。

 

明日と明後日で、少しでも読んで、次の本を読みたいものです。。。

 

 

 

 

 


難解な三島由紀夫『金閣寺』

2023-11-11 | 読み物

先日、なじみの喫茶店が閉店したのですが、その跡に新しい喫茶店ができました。

先日、一度行ってみたのですが、中はほとんど変わっていませんでした。

良かった、良かった。。。

今日は、休養日で、本を持って行って、読書に励みました。

トーストのモーニングを頼んで、自分で好きな座席を選びます。

ほとんど、前と変わっていないので、同じような席を選びました。

トーストは、ちょっと硬かったかな?

問題は、今読んでいる小説、三島由紀夫さんの『金閣寺』というものです。

三島由紀夫さんと言うと、ちょっと怖いイメージがあります。

東大の屋上で、演説していた人ですね。

まさか、その人の小説を読むとは思っていなかったのですが、先日金閣寺が炎上したという話をNHKで特集していました。

火をつけたのは、金閣寺で修業をしていた僧侶だそうです。

どういうことかよくわかりませんが、そのことを題材にして、三島由紀夫さんが小説を書いたのだそうです。

金閣寺か燃えたのは事実ですが、青年の心理描写などは、三島さんの創作だと思われます。

それでも、ちょっと金閣寺という名前に興味があったので、読んでみることにしました。

毎日、通勤の電車の中で、読んでいますが、なかなか前へ進みません。

何せ、三島さんの文章が難解なんです。

「夜空の月のように、金閣は暗黒時代の象徴として作られたのだった。そこで、私の夢想の金閣は、その周囲に押し寄せている闇の背景を必要とした。闇の中に、美しい細身の柱の構造が、内から微光を放って、じっと物静かに座っていた。・・・・・・・」

金閣の描写にしても、やや堅苦しさを感じさせます。

主人公は、田舎のお寺の息子ですが、父から金閣寺で修業をするように言われ、金閣寺に預けられます。

吃音というハンディを持ち、戦争という時代背景の中で、もがいている様子が描かれていました。

かるく、読み飛ばせばいいのかもしれませんが、当時の金閣寺の様子が描かれていたりして、勉強にもなるので、丁寧に読んでいると、なかなか前へ進みませんでした。

1時間くらいで、終了・・・。

まあ、これくらいにしておきましょう。

まだまだ、先は長いようです。

コーヒーを飲み終わったら、そこに大吉の文字が・・・。

よくわからないので、そのまま返却したのですが、帰って娘に聞くと、大吉が出たら、もう一杯サービスしてもらえるとのこと。。。

残念、知りませんでした。

明日行っても、無駄ですね。

その時に言わないといけないみたいです。

この本は、ちょっと時間がかかるので、別の本を読んでまた次にするかもしれません。