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昨日、石峰寺に行った続きです。
伊藤若冲にゆかりの石峰寺から5分ほど歩いたところに「宝塔寺」があります。
この宝塔寺は、藤原基経が創始して、藤原時平が大成した極楽寺を前身としているそうです。
基経といえば、初めて関白になった人ですね。
また時平は、菅原道真のライバルで道真を太宰府へ追いやった人だったと思います。
まさに藤原氏の権力者が創建にかかわっている寺院なんですね。
しかし、その後に日像に帰依した良桂によって日蓮宗に改められ、名前も宝塔寺となったそうです。
入り口の門は、室町時代の創建らしいです。
この門をくぐると大きな仁王門が見えてきます。
雪が降って、余計にきれいに見えました。
立派な仁王様が出迎えてくださいました。
本堂は慶長十三年の建築で、日蓮宗の寺院の本堂としては、最古のものだそうです。
宝塔寺の名前にふさわしく、本堂の横にはきれいな多宝塔が建っていました。
この多宝塔は永享十年(1438年)の創建らしいです。
あまり有名ではない寺院でしたが歴史のあるきれいな寺院でした。
雪が降っていたので、余計にきれいに見えたのかもしれません。
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