今日は、「立春」なので、季節にふさわしい写真を撮りたいと思って、メジロのいそうな枝を探していました。
いました。。。
いつもよく見かける枝です。
いつも逆光で暗く写ってしまうので、今日は露出をプラスに設定して撮影しました。
なんとか、上手くいきました。
旧暦のことを調べていると、よく「立春」から一年が始まると書かれています。
でも、今日が元旦というわけではないようです。
旧暦はお月さまの満ち欠けによって一ヶ月を29日と決めているので、ぴたりと「立春」と同じ日になるわけではなく、プラスマイナス半月くらいの差ができるようです。
私も詳しいことは、よくわかりません。。。
しかし、日本のいろいろな行事は「立春」から数えて、八十八夜とか、二百十日とか、言われるので、一年の基準となる日ということは、間違いが無いようです。
「立春」にふさわしいと言えば、梅の花だと思いますが、近所でもまだまだ咲いていないので、よく咲いている蝋梅(ろうばい)を撮影しました。
つぼみが開いて、花がたくさん咲き始めました。
最近、読んだ本に、「二月四日と言えば、まだ寒いさかりである。」「初めて歳時記を読んだとき、立春から春だという約束は、ずいぶん日本人らしい気の早さだと思ったものだ。」という文章がありました。
けれども、二月に入ると「立春」が来るのだという期待が、寒さに耐えて、長い冬を過ごすうえで、大きな役割を果たしているという意味合いが書かれていました。
たしかに、まだまだ寒い日が続きますし、雪も降るかもしれません。
それでも、あえて二月四日を春と言い切ってしまうあたりが、日本人らしいと言っておられるのでした。
なるほど・・・と、感心して読んでいました。
引用した文献を紹介しておきます。
今回は、初めて電子書籍を購入してみました。
スマホで読めるので、便利です。。。
電車の中やちょっとした空き時間にも読むことができます。。。
それにしても、山本健吉先生、文章が素敵です。
ついでにもう少し引用すると・・・。
「まだ寒いけれど、余寒、春寒し、冴え返るであって、春浅し、春めくと、春の兆しは、的確にとらえられる。」とあります。
日本人は、いろいろな言葉を使って、細かな事象をうまく言い分けているのだと感心します。
ますます、季節のことを勉強してみたくなりました。。。