一昨日の京都歩きの続きです・・・。
千本釈迦堂、千本閻魔堂ときて、こうなったらそのお隣にある「上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)」にも行かないといけません。。。
上品蓮台寺は、なんと聖徳太子の創建と伝えられています。
この寺院は、たいへん古くからある寺院であり、奈良時代につくられた『絵因果経(えいんがきょう)』という絵巻物のようなものが残っており、国宝となっています。
実物は見ることができませんが、お釈迦様のお話を絵にして描いてあり、下半分がお経のようなものが書かれています。
昔は文字で記録するのではなく、絵にかいて物語のように記録していたのかもしれません。
この時期は、どなたもおられず、ひっそりとしていました。
桜の木があり、春はきっと綺麗だろうなと思います。
もう一つこのお寺には伝説があります。
昔、源頼光という武将が原因不明の熱で寝込んでいたところへ、土蜘蛛の精が現れて襲ってきたそうです。
頼光は名刀「膝丸」で切りつけたところ、血を落としながら逃げて行きました。
頼光の家来「頼光四天王」が追いかけたところ、大きな塚があって、蜘蛛を退治することができました。
その後、頼光の熱はたちまち下がったということでした。
その塚は、お墓の方にあるそうなので、怖い気がして、行きませんでした。
京都にはこういった伝説みたいなお話が大変多いです。
このお寺も、昨日の千本閻魔堂と同じく、歴史があり、謎めいた寺院でした。
この周辺は、昔職場があった地域で、懐かしく思いました。
この道を毎日通っていたのですが、その頃が懐かしいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます