季節は、『立春』の二番めの候、「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」(2月9日〜2月13日頃)に入りました。
ウグイスが可愛い声で鳴き始め、春を告げると言われる頃です。
そろそろ、ホーホケキョという声が聴きたいですね。
昨日は、日が差して暖かい日でしたが、久しぶりに妙心寺を訪れました。
私は一昨年にも行ったことがありますが、娘が龍の絵を見たいというので、一緒に行くことになりました。
このお寺の法堂に描かれている龍は、大変大きくて、「京都で一番大きい」と言われています。
妙心寺は境内に46もの塔頭寺院を抱える寺院で、「妙心寺の算盤面〈そろばんづら〉」とも言われます。
経営基盤が安定し、臨済宗一の巨大寺院となったことをさしているそうです。
確かに、スケールが大きい感じがします。
これは、法堂に描かれている『雲龍図』のレプリカです。
本物は、撮影出来ないのですが、レプリカは撮影しても良いようです。
雲の中に龍がいるので、『雲龍図』と言うそうです。
描いたのは先日大徳寺で見た龍と同じく『狩野探幽』さんでした。
大徳寺の龍は35歳の時に書いた龍で、こちらの龍は50歳代で書いた龍だそうです。
しかも、8年の歳月をかけて描いたとのことで、かなりの力作だったのでしょうね。
本物の龍はこの「法堂」の天井に書かれています。
大きくて、スケールが大きい龍でした。
こちらは仏殿で、ご本尊の「釈迦如来」像がまつられています。
初めて見る娘は、龍の迫力に驚いたようでした。
私も初めて見た時には、圧倒されました。
ずっと見ていても、飽きない龍でした。
退蔵院という塔頭寺院に入りましたが、梅はまだ早いようでした。
チラホラですね。
白梅の方は、まだつぼみ・・・。
梅の名所と言われる場所では、そろそろ咲き始めのようですが、また出かけてみたいと思います。。。