今年の干支は辰ですね。。。
辰年にちなんで、龍の絵が描かれている観光地に人が集まっているそうです。
冬の京都はいくつかの寺院で、辰年にちなんで、龍の絵を特別公開している寺院があります。
昨年寄せていただいた『相国寺』の法堂の龍をはじめ、昨日行った大徳寺の法堂の龍や大徳寺の中にある小さな寺院「龍源院(りょうげんいん)」の中にある龍も公開されていました。
「龍源院」は名前にも龍が入っているとおり、龍とかかわりがある寺院でした。
方丈といわれる建物で、この寺院では本堂にあたる部屋ですが、この部屋のふすまに見事な龍が描かれていました。
撮影して良いのかどうか?係の方に聞いてみると、構わないとのことでした。。。
さすがに辰年の特別公開ですね。
すごいですねー。。。
見事な龍の絵でした。
この方丈の前に綺麗なお庭があって、しばし座って、眺めていました。
石ころや岩でつくられたお庭・・・、枯山水というのでしたね。。。
小さな石ころで、海を表したり、岩が島を表したり、いろいろな世界を表現しているのだそうです。
そういわれれば・・・そんな気もしますが・・・。
このお庭は「一枝坦(いっしだん)」という名前でした。
ガイドの方の話を聞いていると、他にも龍が見られるというので、そちらの方にも行ってみました。
お寺を開いた開祖様を祀った「開祖堂」です。
このお堂は昭和に建てられたものですが、これまで一度も公開されたことがなく、今回初公開ということでした。
そのお堂の天井には・・・。
先ほどとは打って変わって、赤い龍です。。。
なんで、赤い龍が???
不思議に思っていると、ガイドの方が説明してくださって、床に敷いてある赤い敷物に、外から入る光が反射して、天井が赤くなっているだけなのでした。
もともとは、墨絵で白黒の絵らしいです。。。
それにしても、すごい迫力でした。。。
いくつかのお庭があって、このお庭は阿吽の石庭とも言われて、阿吽の呼吸をあらわしているそうです。
どちらが阿で、どちらが吽かは、よくわかりませんでした。
もともと、この石は豊臣秀吉が作った聚楽第からこの地に持ってこられたらしいです。
秀吉もこの石を見ていたのかもしれません。。。
方丈を取り囲むように、いろいろな庭があり、それぞれに何かを意図して作られたのだと思います。
昔の人たちは、ちょっとした自然のものに対して、いろいろな意味を見出し、少しの変化を感じて過ごしていたのかもしれませんね。
1502年に創建とのことでした。。。
すごい・・・気が遠くなるような遠い昔のことでした。。。