私は、お寺巡りに行く時には、事前にある程度調べてから行くようにしています。
そのお寺が誰によって建てられたかとか、どういう歴史があるのかなどです。
また、写真にとるとしたら、絶対に外せないのは何かなどもあらかじめ調べてから行くようにしています。
そうしないと、せっかく行ったのに、大切なものを見逃したということにもなりかねません。
先日、「鷹峯」に行くと思った時に、「源光庵」や「光悦寺」とともに、もう一つはずせないと思ったお寺がありました。
「常照寺(じょうしょうじ)」というお寺で、お寺の入り口に赤い門があります。
この赤門が有名で、「吉野の赤門」と呼ばれています。
このお寺は、本阿弥光悦が土地を寄進し、日蓮宗の日乾(にちけん)という僧侶がひらきました。
当時、游里に吉野太夫という美しくて、文芸にも秀でた大夫がいたそうです。
その頃の游里は有名な文人茶人、公家大名が通う高級な社交場だったそうで、高い地位を持っていたとのこと・・・。
その吉野太夫がこの赤門を寄進したのだそうです。
ちゃんと、門にそのことが書かれてありました。
「太夫寄進 吉野門」とあります。
一時は、鷹峯檀凛(だんりん)とも呼ばれて、僧侶の学問所でもあったそうです。
このお寺も、この日は人が少なくて、落ち着いて見学ができました。
吉野太夫のお墓もありました。
この吉野太夫は26歳の時に、豪商である灰屋紹益(はいやしょうえき)に身請けされたそうです。
なるほど・・・。
知らなかったことが、たくさんありました。
四百年ほど昔のことを思いながら、抹茶を頂きました。
市内の中心地からかなり高い位置にあるので、暑さがましで、良い休養となりました。
この間、ブログで観光案内のようなことばかり書いていますね。
こうやって、ブログに書くことで、記憶力が衰えてきた今でも、はっきりと覚えることができそうです。
目標は12月の「京都検定2級」ですが・・・。
本を読んでも覚えられないので、こうやって歩き回るのが一番の勉強になりそうです。。。
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