先日、歴史ウオークをして、空海にゆかりの場所を歩きました。
東寺のような有名な場所もありましたが、この歴史ウオークはいつもは有名ではない隠れた名所みたいな場所をよく訪れます。
ちょうど木々が色づいて、綺麗になりつつありました。
先日も紹介した堀川があった場所を歩いていきました。
そのすぐ近くに『綜芸種智院』の跡地がありました。
綜芸種智院は、平安時代の初期に、空海が創設した教育期間でした。
平安時代は、身分の高い一部の人しか教育を受けることができませんでした。
空海は、広く一般の庶民にも門戸を広げて、様々な分野の学問を学ぶことができるようにしたそうです。
『綜芸』とはさまざまな学問を学ぶことで、『種智』とは仏の教えを広く世の中に伝えることだそうです。
空海は、優れた僧であり、優れた教育者でもあったようですね。
綜芸種智院という名前は歴史か何かで習った覚えがありましたが、実際に跡地があるとは知りませんでした。
ガイドの方は、現代で言えば総合大学のようなものを作ろうとしたのではとおっしゃっていました。
この綜芸種智院は空海がなくなると後継者が無くて、途絶えてしまったそうですが、現在京都市にある「種智院大学」はこの流れをくむものらしいです。。。
空海の教えが、受け継がれているのかもしれませんね。
まだまだ知らないことが、たくさんあるなあと感心しながら、次の場所へと向かいました。。。
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