「楽しむ」を辞書を引いてみると・・
[1] 楽しいと感ずる。心が満ち足りる。 青春を―・む 余生を―・む 清貧を―・む
[2] 自分の好きなことをして心を満足させる。娯楽にする。趣味にする。 釣りを ...
古くなっていくモノを見つめて楽しむって「自分の好きなことをして心を満足させる。」ということなんだと
あらためて思ってしまった・・・というのも
今日お昼休みに会社の近くにある銭湯をリノーベーションして造られた
「さらさ西陣」という食堂に行ってきたからなんです
お天気がいいし今日はお弁当も作ってこなかったので行ってみようということで
スタコラスタコラ日傘を差してやってきました
中は銭湯だった壁のタイルが何ともレトロな雰囲気を醸し出しています
「お好きな席にどうぞ」と言われ奥に進んだ
真ん中のあの柱を境に男湯だったか女湯だったかのか・・上部は吹き抜けになっていました
いろいろ見ながら待っていると店員さんが身体に良さそうな食事を運んできました
美味しいな・・と思いながら目の前をふと見ると
誰も座っていない私の前の椅子
ここの雰囲気に良く合っている
塗装がはげかけた部分、木が摩擦でまあるくなりかけた部分
なんとも古き良き味わいが出始めている
そしてふと思い出した・・・
私の嫁いだ夫の家にも無垢板の縁側があった午後から日が当たりはじめる
夫の母と二人そこに横になって飴を口に含み一緒に新聞や本を読んだことを思い出す
決して高価な木ではなかったとも思うしその頃は建築の「ケ」の字も眼中になかったため
何が使われていたのか今も分からない・・・
しかし母が鼻歌を歌いながら磨いていた床は色が飴色になり艶やかだった
住む人の手が加わり暮らしが営まれる中で「家」を育てていく・・・・素晴らしいことです
いつしか私たちはモノに対して「狂いのない永遠の新しさが続くことが良いモノ」と
感じるようになってしまっているような気がします
古くなっていくことを楽しむことを知っていただきたい
これこそが木の家に住むことの幸せなのだと思うのです
そしてもうひとつ大切にしたいのは窓から自然を感じられること・・
食堂の中はひんやり涼しいのに
照り返す強い春の日差しを浴びながら往来する人たちがいた
でも新緑の葉を小刻みに揺らすモミジは爽やかで涼しげでした・・・
オマケは・・・流れる音楽♪
ザッハトルテ(お菓子の名前じゃありません)というバンド名
「ちょうどいい時代おくれ」と銘うっているこのバンドの演奏はレトロなメロディーでした
ギターとチェロとアコーディオンの軽やかな音楽は最高でした・・・
家にお似合いの音楽ってあると思えませんか?
ではまたいつかこのお話しを・・・
楽しいお昼休みは私のこころとおなかを一杯にしてくれました♪
今日も明日も願晴るぞ~
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