堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

三小秋の風情

2011年10月14日 | 日記

 水曜日、三小に久しぶりにカメラを持って行った。
 さんさんクラブで校庭に立っていると、季節を感じさせる虫や木々の姿に接することが出来る。
 比較的長い時間校庭にいるので、シャッターチャンスもある。
 できるだけカメラは持って歩くようにしている。わざわざ写真を撮りに行く時間もないので、何かのついでに撮っている。

 この時は比較的多くの被写体を見た。

 校庭の南西の花壇でタテハチョウの仲間が飛んでいた。
 アカタテハかヒメアカタテハであろう。翅の裏側に黒い斑点が線状に並んでいるので、多分ヒメアカタテハであろう。もし正確にわかる方がいたら教えてほしい。
 錦町の町民運動会で七小で撮った蝶は黒い斑点がはっきり出ていたので間違いなくヒメアカタテハであろう。(運動会のフォトチャンネルに載せてあります)
 

     

     

 校庭の東側の、稲が実っている付近で、ヒョウモンチョウを撮った。
 これは間違いないと思う。
 余談だが、蝶の数え方は意外と知られていない。一匹、二匹ではない。一頭、二頭である。
 数詞は意外と面倒である。

     

 赤とんぼもいた。

     

 三小の北側にイチイの垣根がある。
 赤い実をつけている。
 この実が食べられることも意外と知られていない。ほのかに甘い。但し、種は食べてはいけない。アルカロイド系の毒物が含まれている。
 イチイは漢字で書くと一位となる。この木は貴族の持つ笏の材料となった。正一位などの笏を持つことが出来る貴族の位の「一位」から取ったとも言われている。

 材質が緻密で加工し易いことから、飛騨の一刀彫や木彫の素材ともなっている。小平にある平櫛田中記念館で見た作品を思い出す。
 イチイは別名アララギともいう。

     

 同じく北側に棗の木がある。
 その実が赤く熟している。
 ナツメは中国で五果の一つとされ、食用にも漢方薬としても使われた。

      

 校庭の南側には柘榴が口を開いていた。
 時期的には少し食べごろを過ぎている感じである。

     

 花梨も今年は沢山なっている。まだ収穫するには早すぎる。