ブログ、一週間休んでしまった。一寸油断するとこの体たらく。
或る人との話の中で、国家公務員の話になった。それをきっかけに、少し堅い話を。
今年、衆議院選挙が取りざたされる中、橋下大阪市長の動向が注目を集めている。
大阪都構想がその発端である。
橋下構想を実現するためには、当然に法律改正が必須の条件である。
橋下氏が投じた一石は、日本の国の姿を変える点で大きいと思う。
単に、大阪都を実現するのであれば、一地方の一つの小さな話で終わってしまう。
しかし、嘗て、地方制度審議会でも取り上げられた、道州制を含む国と地方のあり方を、根本的に問い直し、変えるきっかけとなるのであれば、大きな一石となる。
明治に入り、江戸幕藩体制が崩壊し、廃藩置県により、現在の都道府県の原型が出来上がった。
近代化を推し進めるために、中央集権的国家体制で富国強兵を推し進め、第二次世界大戦を経て、現行憲法のもと現在に至っている。
地方分権一括法の成立により、国から地方への流れができたと言っても、現行法体系下の変革であり、単なる小手先的なものであることに間違いない。
「地方分権」と「地方主権」とには根本的な、或る意味で法哲学的な意味合いがある。
ある識者が地方主権を批判し、法律論的に基本的な誤りがあると批判していた。
この批判はある意味で正当だと思う。現行法体系化では国家と地方は明らかに上下、主従関係にある。ある意味で、憲法論であるかもしれない。
この際、この国のあるべき姿を根底から議論する時であると思う。橋下氏の提言をそのきっかけとすべきである。
しかし、より根源的問題であリ、明治維新に匹敵する変革であるが故に、より深い、慎重な議論が必要であると思う。
橋下氏が、自らの党名を「大阪維新の会」と名付けた所以がそこにあるとすれば、今後の活動を低次元に落とすことなきことを希望する。
大変革であるために、様々な課題や難問が山積する。
現実的に言えば、日本の地方自治体が抱える問題は山積しており、より根源的な変革なくしても解決できる課題も多い。
関係者は、真摯にそれらの問題解決に各々の立場で取り組まなければならない。
地方分権一括法の成立時に、地方自治体・地方議会の変革が強く求められた。
平成11年7月に成立以来13年にならんとしている。
先日、タバコを買いながら多摩川で写真を撮った。
中央線の鉄橋の西側。富士の状況あまり良くないので、川まで行く。
多摩川河川敷の枯草が焼けたのは知っていたが、日野だと思っていたが。
名前は分からないが、猛禽類と思えるものと、もう一羽。
図鑑で調べたら、どうやらムクドリのようである。汚い鳥という印象があり、何時も群れているのを見ているので、分からなかった。結構スマートな鳥でもある。
根川緑道で、カワセミに遭遇。