じゃなくて、犬の様な岩。
西オーストラリアの田舎町、これ一応町の名所になっている。
絵葉書もあるくらい、ただ裏から見ると本当にただの岩なのよ。
その名もドッグロック。
ああ、赤青ジャージでなんでだろ~って人達。
それはテツトモ。
大きなイチモツの人達よ。
それはドブロック!
じゃなくて、犬の様な岩。
西オーストラリアの田舎町、これ一応町の名所になっている。
絵葉書もあるくらい、ただ裏から見ると本当にただの岩なのよ。
その名もドッグロック。
ああ、赤青ジャージでなんでだろ~って人達。
それはテツトモ。
大きなイチモツの人達よ。
それはドブロック!
フリーランスが徐々に坂を転げ落ち始めるのは大体40半ばあたりかと思う。
付き合いのあった会社や媒体が倒産、廃刊という憂き目に遭う。
リカバリーが難しい年齢なのだ。余程の専門性を持ちそれが仕事に繋がれば兎も角そのままでは消滅まっしぐら。
だから若い頃から専門分野を持つべきだと誰もが口にするのだ。
あるしょうも無い仕事で一緒になった若手はこう言った。
「やっぱり専門分野を持たないと駄目だと思うんで今探してるんですよ」
「お若えの、専門分野ってのはな、自分が好きでやりたいと思う事を一生懸命やっている内に自然とそうなるんだよ。無理やり専門を語っても意味はねえんだ」
「いや、そんな事はないと思う」
多分駄目だろうな、この人。
もう30年くらい前に仕事したおっさんライター、名刺には水の専門家と書いてあった。
何でも各地の湧き水、名水の専門だとか。
はあ、そうですか。
それから20年経ちそのライターと再び仕事で一緒になったが最初は解らなかった。
仕事をする内に何だかこの胡散臭さは覚えがあるなと。
そこで確認するとあの水専門ライターだった。
名刺を改めて見ると温泉ライターと肩書が…
まあ、温泉の方が仕事に繋がるんだろうねえ。
旅館では部屋食というのがワンランク上のサービスらしい。
いやあ、別に食堂でも構わないんだけどなあ。
極々普通の旅館で部屋食だとこうなる。
何か学生時代の下宿を彷彿とさせるんだけど…
敷かれた布団の横でご飯食べるのは何だかねえ。
先代犬は獣医が大嫌いで近所を通ると凄く警戒した。
年に一回の注射の時は歩いているだけで察知し尻尾が下がる。
入口に差し掛かると拒否反応を示すが決して騒がずしぶしぶ入る。
待合室でもずっと尻尾が垂れて外を眺める。
診察台では静かに硬直、体温を測ろうが血液を採取しようが注射をしようが微動だにしない。
ただ尻尾がきゅーっとお腹に入るだけだ。
終わって診察台から降ろすと足跡が四つ、足の裏に汗かくんだねえ犬って。
それに比べると現柴ワンはまあ騒ぐ騒ぐ、大騒ぎ。
咬んだり乱暴な事は一切しないが大暴れなのだ。
犬も色々。