写真関係の零細企業も様々な形態があるが共通するのは給料が極めて安い事だろう。
従業員数は勿論一桁でまあ4~5人いれば良い方だ。
ある会社の社長の口癖は
「給料は年齢引く10が基本ですからねえ」
だった。
つまり大卒22歳の月給は手取りで12万円、高卒18歳なら手取り8万円。
今から35年前の話だが恐らく今もあまり変わらないと思う。
安月給で人をこき使わないと会社が成り立たないのだから仕方が無い。
ここで頑張って明るい将来が開ける可能性でもあれば兎も角、何の展望も無い絶望列車の様な会社。
当然従業員の回転は異常に速かった。
現在もその会社は存続しているから大したものである。
聞いた事も無い音響機器メーカーを辞めた息子が跡を継いでいるらしい。