ひねくれ亭日常

散歩と徘徊が日常の独り言

リクルートは変な会社だった2

2021-03-16 11:51:04 | 三流カメラマン

リクルートの社内は毎日がお祭り、完全な学生サークルのノリだった。

社内放送が時折流れ(それ自体普通の出版社ではあり得ない)

「〇〇さん契約達成です!」

社員一同「わあああああああ!!」

パチパチパチパチ!!スタンディングオーベーション。

何だこりゃ?何この人達の軽さ?

彼らに出版社で仕事をしているという矜持は何もなかった。

大体が出版人としての基礎的な訓練も一切受けていない。

一番驚いたのは”著作権”を知らなかった事だ。

あり得ない。

人事異動は頻繁で一番驚いたのは編集長が北海道のリゾートホテル支配人に転属した時だ。

兎に角人の動きは早い、30歳前に辞める人が大半でそれがリクルート社員の平均年齢を大きく下げている理由だ。

そしてやたらあちこちにOB、OGがいるのも退職者の多さと合致する。

そしてバブル時代となり一層リクルートの学生ノリは加速していく。

その頃江副さんは…


犬でも持てるクレジットカード

2021-03-16 11:28:40 | 三流カメラマン

バブル以前、まだ一年物定期の利率が12パーセントだった頃。

ああ、信じられないなあ。

100万円入れて置いたら翌年税引きで10万円増えていたよ!!

1億あったら毎年利息が1000万円入るのかと興奮したなあ。

何もしなくても金が金を産む。

そんな時代、フリーは絶対にクレジットカードが持てない人種だと思い込んでいた。

或る日、勧銀(第一勧業銀行、現みずほ)から電話が入る。

「クレジットカードを作りませんか?」

はっ?カードを作る?フリーカメラマンで??無理でしょ?

「審査に掛けますので申し込んでみてください」

まあ、銀行が言うんだからダメ元で申し込んだ。

カード来た!!!!来た!!!来た!!

いやあ、驚いたねえ。早速同業者に話したら驚いていたよ。

その晩は勿論大宴会じゃ!!

今じゃあ犬猫も持てる時代、駅前でティッシュと一緒に配ってるんじゃないの?

クレジットカードを羨望のまなざしで見ていたあの頃…

 


笑い過ぎだよ、昔の映画は

2021-03-16 11:12:12 | 映画

映画のみならずテレビドラマもやたら役者が笑うのが昔の映画。

やはり舞台演出の影響が大きいのだろう。

まあ笑う、笑う。

ギャングは笑ってばかりだし、主人公も笑いながら出て来るし、子供も老人も笑って笑って笑いまくる。

そんなに世の中の人は笑い人間だったのか??

いやあ今と変わらんけど画面の中では別世界だよねえ。

実に奇妙な演出だと感じるんだけどそれが普通だったらしい。

「わっは、わっはっはっはっはっは!!」

「おほ、おほほほほほほほほほほ!!」

「へっへ、へっへへへへへへへへへ!!」

今じゃ考えられんなあ、別におかしくなくても笑う演出ってのは。

「うひゃ、うひゃ、うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」

植木等の笑いさえおかしくて笑っていないのは明らか。

あれはコミュニケーションなんだろう、恐らくは。