言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

春の初めに

2023年01月02日 | 万葉集

#春の初めに……★☆ 正月立つ 春の初めに かくしつつ 相し笑みてば 時じけめやも: 大伴家持 : 歌意: 正月が来た春の始めにこうしてお互いに笑い合っているのはこの時節にはふさわしい

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十八巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

みなさん、お元気?

あけましておめでとうございます

読み方やでぇ~

むつきたつ はるのはじめに かくしつつ あひしえみてば ときじけめやも

大伴の家持天平勝宝2年(750年)1月5日久米朝臣広縄(くめのあそんひろなわ)の館に招かれて詠んだと言われている歌ね。

正月(むつき)=は昔の日本のカレンダーの読み方で最初の月を「睦月(むつき)」って言ったのよ。

つまり、1月のことね。

時じけめやも=は、ちょっと難しいけど、時期じゃないかな?、ううん、やっぱり時期だわ、っていう感じの使い方。

家持さんは久米 広縄さんの新年会に行って、新年早々からお互いにこうやって笑っていたら楽しいやんって言うてるんやなぁ。

みんなも今年は笑って過ごせるよう、良いことがたくさんあるようになったらええなぁ。

そうね、みんなで笑いあえるといいわね。

今年も皆さまにとって楽しい1年になりますように。そして私たちをどうぞよろしくお願いします。


思ひ増す

2022年12月27日 | 万葉集

#思ひ増す……★☆ いかにして 恋やむものぞ 天地の神を 祈れど我れは 思ひ増す: 詠み人知らず : 歌意:どうすれば恋心は止むのだろうか。天地のあらゆる神に祈っても恋慕う気持ちはいっそう増すばかりだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十三巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

いかにして こひやむものぞ あめつちの かみをいのれど われはおもひます

久しぶりやなぁ~

みなさん、お元気?

マナちゃんもお久しぶり。

ウチもなぁ、早くみんなに逢いたかったんやけどなぁ、管理人さんがなぁ、引っ越ししてインターネットの変更やら何やらでめっちゃ忙しかったんや。年末やろ、よけいにな。

また、こらからも、頑張るから応援してやぁ~!

そうね。

みなさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


稲葉かき別け

2022年10月20日 | 万葉集

#稲葉かき別け…… ★☆ 恋ひつつも 稲葉かき別け 家居れば 乏しくもあらず 秋の夕風: 詠み人知らず : 歌意:家を恋しく思いながら稲葉をかきわけて収穫小屋に居るとしきりに秋の夕風が吹いてくる。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

こひつつも いなばかきわけ いへをれば ともしくもあらず あきのゆふかぜ

みなさん、お元気?

家居れば=とは、昔は稲刈りの時期に田んぼのそばに仮の農作業小屋を建てて泊まり込んで作業したそうよ。

百人一首の第一番の天智天皇の歌にも出てくるわね。

秋の田の 刈穗の庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつゝ (天智天皇御製 後撰和歌集 第六巻より)

天皇も稲刈りして、作業小屋で休んだりしてたんや。

村人総出で稲刈りして、刈った稲を、雨や盗難から守るために泊まり込んで番をしたんでしょうね。

恋しい自宅のことを考えながら留守番していて、日暮れて心細くなっても風がひっきりなしに吹いてくるからにぎやか、そして、今夜は何事もないようにって、ちょっと強がってるわね。

そりゃ、大事な大事なお米になるんやから! ちゃんと守らなアカン!

おかげでウチは、美味しい、美味しいご飯が食べられるんや。

みんなぁ、こうやって昔も今もお米作りの苦労は絶えへんけど、今年の秋も食欲の秋やでぇ~!


あらしかも疾き

2022年09月18日 | 万葉集

#あらしかも疾き……★☆ ぬばたまの 夜さり来れば 巻向の 川音高しも あらしかも疾き: 詠み人知らず :歌意:真っ暗な夜がやってくると巻向の川音が高くなってきた。即刻、嵐がやってくるようだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第七巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

ぬばたまの よるさりくれば まきむくの かはとたかしも あらしかもとき

みなさん、お元気?

9月になると台風や大雨が多い季節ですね。

ほんまや!

せっかくお米や、野菜、果物が秋に向けて実をつけてるのに嵐でダメにならへんか心配やわ。

みんなの所は大丈夫~?

あら、まあ、マナちゃん食べ物ばっかりの心配やね。

 あたりまえや。

これから何でもおいしい季節やから。

それにしても昔の人は、テレビやラジオ、気象衛星なんかない時にどうやって、大雨や嵐のことを事前にわかったんやろか?

そうやね。

今のように、細かいことまでわからなかったかもしれないけれど、雲や風、空や海や山の状態とか、そしてこの歌のように川の流れや音の変化、あらゆる自然現を経験値で感じ取ったんやろうね。

まさに人間の持ってる本能や。

最後の「疾き」って言うのが今にも大風や大雨が来そうで緊張感いっぱいや。

みんなぁ~、みんなの所も注意報や警報が出たら、持ってる本能を駆使して身の安全を確保するようにしてや。

くれぐれも気ぃつけてなぁ!


近江の海

2022年08月28日 | 万葉集

#近江の海……★☆ 近江の海 辺は人知る 沖つ波 君をおきては 知る人もなし: 詠み人知らず : 歌意:琵琶湖の岸辺の穏やかな波は誰でも知っていても、沖の方で立っている波のように私の心中の思いの激しさはあなた以外に知る人はいない。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十二巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

あふみのうみ へたはひとしる おきつなみ きみをおきては しるひともなし

みなさん、お元気?

近江の海(あふみのうみ)=は琵琶湖のことよ。

そういえば、マナちゃんと先日行ったわね。

そうやでぇ。

湖西(琵琶湖の西側)の岸辺で夜明けから朝日を写して、湖に映る朝日の光の道を写すつもりやったけど、残念なことに曇ってて、ちゃんと写らへんかったわwww。

お天気やったら朝日の光の道が琵琶湖にできるんやけどなぁ。

ほんとちょっと残念やったわね。

それでもやっぱり幻想的でよかったわぁ~

みんなぁ、暑かった夏もそろそろ終わりやでぇ。

  


はろはろに

2022年08月13日 | 万葉集

#はろはろに……★☆ はろはろに 思ほゆるかも 白雲の 千重に隔てる 筑紫の国は: 吉田宜 : 歌意:遥か遠くに思われる。白雲が何重にも隔てている筑紫の国は。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第五巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

はろはろに おもほゆるかも しらくもの ちへにへだてる つくしのくには

はろはろ= は「はるかに」とか「はるばる」とかやで。

筑紫の国=今の 福岡県の西側やで。

みなさん、お元気?

吉田宜 (よしだのよろし)大伴旅人さんのお友達。

大伴旅人神亀4年(西暦727年)大宰の帥(だざいのそち=大宰府長官)として筑紫の国大宰府に赴任したのよ。

この歌は、吉田宜が、大宰府に赴任している大伴旅人に宛てた天平2年(西暦730年)7月10日付の書簡に添えられた和歌で、これ以外に3首が『万葉集』に載せられてるわね。

お友達の大伴旅人と長い間逢ってないから「筑紫の国は都から、ホンマ、遠いなぁ」って手紙送ったんやな。

はろはろっていうオノマトペ面白いわ。

昔の人もこんなオノマトペ使うんや。


落ちたぎつ

2022年07月24日 | 万葉集

#落ちたぎつ……★☆ 泊瀬川 白木綿花に 落ちたぎつ 瀬をさやけみと 見に来し我れを: 詠み人知らず : 歌意:泊瀬川の白い木綿の花が咲いたように流れ落ちる激しい川の瀬の景色がよいというので見にやってきた私です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第七巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

アッツいなぁ~

読み方やでぇ~

はつせがは しらゆふはなに おちたぎつ せをさやけみと みにこしわれを

さやけみ=は明るくはっきりしていることやで。

泊瀬川(はつせがわ)=は奈良県桜井市の初瀬川渓谷のことやで。

三重県の松坂まで行く街道があって、別名、初瀬街道というんやで。

渓谷を流れる川、しかも、流れが速いところとかもあって、ミストパワー全開や。

暑いからこんな場所きっと涼しいんや。

昔の人も涼みに行ってたんや。

天然のエアコンや!


うつろふ色と

2022年07月18日 | 万葉集

#うつろふ色と……★☆ 月草に 衣色どり 摺らめども うつろふ色と 言ふが苦しさ: 詠み人知らず : 歌意:露草で衣を青に染めて摺りたい思うけれど、すぐに色が変わりやすいと言われたので心が苦しい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第七巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

つきくさに ころもいろどり すらめども うつろふいろと いふがくるしさ

月草ってどんな植物?

原文では鴨頭草って書くけれど「つゆくさ(露草)」の古い呼び方よ。

夏場によく見かけるわね。

昔は青色の着物を染めるのにこのつゆ草を使ったけれど、色がすぐにあせてしまうのが難点やったみたい。

自分が心を寄せる人のことを、あのひとは最初は良くてもすぐに心変わりをするよと、 周りに言われて思い悩んでいる女の子の歌やね。

う~ん、相手の人はモテモテやったんかなぁ~。

でも、わかるわぁ~。

すぐにあちこちの女の子に心変わりする、ちょい悪がカッコよく見えて、その人がほかの人より自分のことだけ好きになってくれたらいいのにっていう乙女心。

私にもそういう人が現れたらと妄想するわぁ

・・・なるほど、妄想ね・・・

暑い日が続くから妄想もほどほどにね。


ここだ愛しき

2022年07月14日 | 万葉集

#ここだ愛しき……★☆ 多摩川に さらす手作り さらさらに なにぞこの子の ここだ愛しき: 詠み人知らず : 歌意:多摩川で手織りの布をさらさらとさらしている。更に更にどうしてこの子はこれほど愛しいく可愛いんだろう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十四巻より■□■

 

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

たまがはに さらすてづくり さらさらに なにぞこのこの ここだかなしき

みなさん、お元気?

昔、多摩川の河畔流域では、手織りの麻布をとして朝廷に収めていたのよ。

現在の調布という市の名称は昔の税金を意味する調(その土地の特産物を納める)で、布を納めていた場所なのでついた名前だそうよ。

調布市内には布田(ふだ)、とか染地(そめち)など布にかかわる地名があるのはそんな理由からかもしれないね。

このころの税法は中国から取り入れた方法で、『租庸調』といって、租(そ)は穀物、庸(よう)は兵役、調(ちょう)は地域の特産物を国家に収めていたんやろ。

あら~、よく知ってるわね。

えへへへ

均田法』(きんでんほう)といって土地は国家の持ち物でそれを人々に貸して、そこで取れた物を徴収していたのよ。

そんな昔から庶民は税金を納めていたんやなぁ。

そうやね。

この歌はどちらかというと男性が女性を恋しいと思う気持ちよりも、苦労して作った麻布を愛しい、可愛いと思い、兵役で男性がいない家や村を守っていた女性たちが、税として麻布を手放すことを自分たちに見立てて「どうしてこんなに愛しくて可愛いのか」と歌っているような気がするわね。

税金として納める大切な大切な布を思って「ここだかなしき」なんやね。

今も昔も一生懸命働いて収める税金やから、国に大事に使ってほしいと思う気持ちは変わらへんのやなぁ。


七夕のこころに添えて2首 行き帰るに・仰ぎて待たむ

2022年07月07日 | 万葉集

#行き帰るに……★☆ 霞立つ 天の川原に 君待つと い行き帰るに 裳の裾濡れぬ: 山上憶良 : 歌意:霞が立つ天の川原であなたが来るのを待ちながら、行ったり来たりしていると、裳のすそが濡れてしまいました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第八巻より■□■

#仰ぎて待たむ……★☆ 夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待たむ 月人壮士: 詠み人知らず : 歌意:宵の明星が行き交う天の道をいつまで振り仰いで待っていようとするのか月のように美しい若者は。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十巻より■□■

 

みんなぁ、元気ぃ~?

今夜は七夕やでぇ~

読み方やでぇ~

かすみたつ あまのかはらに きみまつと いゆきかへるに ものぬれぬ

ゆふつづも かよふあまぢを いつまでか あふぎてまたむ つきひとをとこ

みなさん、お元気?

行き帰る(いゆきかへる)=は行き来する、行ったり来たりよ。

夕星(ゆふつづ)=は宵の明星のことよ。

月人壮士(つきひとをとこ)=は月を擬人化して、若くて素敵な男の人の表現しているのよ。

彦星はきっと月のように美しい若者やと、昔の人は思ってたんやね。

織姫も彦星も待ちに待った7月7日やわ。

みんなぁ~、今夜は雨が降れへんこと祈ってや。

この他にも七夕を詠んだ和歌はいっぱいあるのよ。

みんなもお気に入りの七夕の歌探してやぁ~


今日の小雨に

2022年06月25日 | 万葉集

#今日の小雨に……★☆ 我妹子が 赤裳の裾の ひづちなむ 今日の小雨に 我れさへ濡れな: 詠み人知らず : 歌意:愛しいあの子は今頃、赤裳の裾を濡らしながら歩いているんだろうな。そんな今日の小雨にあの子ばかり濡れさせない、私も濡れながら行こう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第七巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

わぎもこが あかものすその ひづちなむ けふのこさめに われもやぬれな

みなさん、お元気?

我妹子(わぎもこ)=は恋人とか、妻とか、愛しい人とかの意味よ

つまり、彼女やな。

ひづちなむ=はひづちは濡れるで、なむが推量、だろうだから、濡れているのだろうね。

うんうん、デートの帰り、別れたら雨が降ってきて彼女も濡れて帰ってるころやから、僕も濡れて帰ろ~って感じやなぁ。

きっと今日のデートは楽しかったんや!

そうね。きっと楽しかったんだわ。

みんなぁ~、雨でも楽しいデートしてやぁ~!


家のあたり見ず

2022年06月14日 | 万葉集

#家のあたり見ず……★☆ 燈火の 明石大門に 入らむ日や 漕ぎ別れなむ 家のあたり見ず: 柿本人麻呂 : 歌意:夕暮れに明石海峡にさしかかる日になり、いよいよ大和とも漕ぎ別れるだろう。もう家のあたりは見えなくなった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第三巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

ともしびの あかしおほとに いらむひや こぎわかれなむ いへのあたりみず

みなさん、お元気?

柿本人麻呂が西の方へ船旅をした時に読んだ歌やね。

人麻呂は、下級官僚やったから、きっとあちこち出張に行かされてたことやろね。

枕詞に旅情の歌八首とあるのは、旅の始まりの船出から読んでいて、この歌はちょうど、 明石の大門を通りかかった時に夕日が沈んで、今まで通ってきた道を 振り返って見ても家が見えなくなって、寂しく心細くなったんやろうね。

そうか、きっと今頃、家族は自分のこと心配してくれてるかなぁ~?

それともみんなで楽しく夕飯なんかを食べているんかなぁ~、そやのに、自分だけ仕事の出張かぁ・・・

なぁんて想像したら寂しくなったんかな。

昔は旅も命がけやったから、無事に仕事を済ませて、また、一家団らんできるように 願いも込めたんやろね。

昔も、今も、やっぱり落ち着くのは家族、自宅ということやなぁ~。


雨降りて

2022年06月13日 | 万葉集

#雨降りて……★☆ 紅に 染めてし衣 雨降りて にほひはすとも うつろはめやも:詠み人知らず: 歌意:紅に染めた衣、雨に濡れて色はよりいっそう鮮やかになっても、色あせることはないものだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十六巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

くれなゐに そめてしころも あめふりて にほひはすとも うつろはめやも

みなさん、お元気?

この歌は枕詞に「豊後国の白水郎が歌一首」とあるわね。

豊後国=今の大分県、白水朗(はくすいろう)=水に潜って物を採るのが上手な人、つまり、海女さんとか漁師さんのことやね。

紅(くれない)=はベニバナのことで、昔は布を染める染料に使われていたんやね。

つまり、色あせないベニバナの衣と自分の恋心をかけて、雨降りのような障害がある恋であっても、思う気持ちに変わりないと歌ってるのよ。

うわぁ~、なんか情熱的や!

大分の漁師さん、なかなかやるなぁ~。

まるで、スペインのフラメンコダンス見てるみたいで、鮮やかな赤色のイメージやわ!

雨降りの日でもこんな歌を送られたら、きっとウキウキになりそうやわ。

いつか、ウチもこんな情熱的な男の子に思われるように、ステキな女性になれるようにがんばろーっと!


雨の降る日を

2022年06月05日 | 万葉集

#雨の降る日を……★☆ ひさかたの 雨の降る日を ただ独り 山辺に居れば いぶせかりけり: 大伴家持 : 歌意:雨の降る日にたった一人で山辺にいると気分が晴れず鬱陶しいものです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第四巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

ひさかたの あめのふるひを ただひとり やまへにをれば いぶせかりけり

みなさん、お元気?

いぶせかりけり=は気が晴れないとか、鬱陶しいとかの意味よ。

もう、これは、そのままの意味ね。

ほんま!鬱陶しい季節がそろそろ始まるけど、一人でおったら気ぃが滅入るけど、みんなでワイワイやってたら賑やかでええやん。

ウチはいっつも賑やかなんが好きやわ。

ほんと。マナちゃんはいつも賑やかで元気ね。

皆さんも鬱陶しい梅雨の季節を気の腫れることをして元気に乗り切りましょう。


ますらをや

2022年04月27日 | 万葉集

#ますらをや……★☆ ますらをや 片恋せむと 嘆けども 醜のますらを なほ恋ひにけり: 舎人皇子 : 歌意:立派なますらをたるものは片思いなんかするものかと強がってみたが、 情けないことにみっともないこのますらをはそれでも恋してしまっている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第二巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?

読み方やでぇ~

ますらをや かたこひせむと なげけども しこのますらを なほこひにけり

みなさん、お元気?

舎人皇子(とねりのみこ)舎人娘子(とねりのをとめ)という女性に贈った歌やね。

ますらを(丈夫)ってイケメンでマッチョのことやろ?

そうやね。立派で勇気あるとか力強いという男の人を褒める言葉やね。

舎人皇子天武天皇の子どもで、『日本書紀』の編纂にも関わった人よ。

ほんなら、舎人皇子は位の高いプリンスやん。

自分は硬派の男で自分からは恋なんかせえへんぞって自信があったんやなぁ。

それで、2回もますらを(丈夫)って言って自分は立派な男子やって言ってるわぁ。

よっぽどの自信家やったんや。

けど、しっかり片思いの恋してるやん。

フッフッフッ、ほんまやね。

まぁ、2回目は情けないますらを(丈夫)やねんけどね。

舎人娘子についてはどんな人かは伝わってないからわからへんのよ。

ふ~ん。

けど、イケメン、マッチョマンが、情けない話やけれど恋したわぁ~!って言うくらいやから、 舎人娘子はウチのようによっぽどかわいかったんやろうな~