#夏のひるふし……★☆ うなゐこか すさみにならす むきふえの こゑにおとろく 夏のひるふし: 西行 : 歌意:幼い子供が戯れに吹き鳴らす麦笛に驚いてはっと目覚める夏の昼寝時。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #聞書集 より■□■
読み方やるでぇ。
うなゐこか すさみにならす むきふえの こゑにおとろく なつのひるふし
うなゐこか = おかっぱ頭の子どもやで。
すさみにならす= 気ぃの向くままちゅうこっちゃで
むきふえの(麦笛の)= 麦笛のこと。麦の穂は中が空洞やから音鳴るんや。
こゑにおとろく(声に驚く)= 音に、まぁ!えらいびっくりしたわ。
なつのひるふし(夏の昼臥し) = 夏の昼寝やで。
西行さんが昼寝してたら、外で子供らが麦笛作って、鳴らして遊んでたんや。
その笛の音にびっくりして目ぇが覚めたわということやで。
なんとまったりした夏休みの午後やろか。