言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

恋をも我れは

2020年08月17日 | 万葉集

 

#恋をも我れは……★☆ 石上 布留の神杉 神さぶる 恋をも我れは さらにするかも:詠み人知らず : 歌意:石上の布留の社の神木の杉ではないが、年齢を重ねても私はまた改めて恋をしよう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十一巻より■□■

みんなぁ~、元気ぃ?

読み方やでぇ。

いそのかみ ふるのかむすぎ かむさぶる こひをもあれは さらにするかも

「かむさぶる」とは神々しい様子とか神聖な感じということやで。

石上の社に古くからある神々しい杉の木を見上げていると、この御神木のように年齢を重ねても恋しい思いは変わらへん、いや、もしかしたらより恋しく思うやろってことや。

年をとっても恋心は忘れたらあかんのやなぁ。