#あらしかも疾き……★☆ ぬばたまの 夜さり来れば 巻向の 川音高しも あらしかも疾き: 詠み人知らず :歌意:真っ暗な夜がやってくると巻向の川音が高くなってきた。即刻、嵐がやってくるようだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第七巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
ぬばたまの よるさりくれば まきむくの かはとたかしも あらしかもとき
みなさん、お元気?
9月になると台風や大雨が多い季節ですね。
ほんまや!
せっかくお米や、野菜、果物が秋に向けて実をつけてるのに嵐でダメにならへんか心配やわ。
みんなの所は大丈夫~?
あら、まあ、マナちゃん食べ物ばっかりの心配やね。
あたりまえや。
これから何でもおいしい季節やから。
それにしても昔の人は、テレビやラジオ、気象衛星なんかない時にどうやって、大雨や嵐のことを事前にわかったんやろか?
そうやね。
今のように、細かいことまでわからなかったかもしれないけれど、雲や風、空や海や山の状態とか、そしてこの歌のように川の流れや音の変化、あらゆる自然現を経験値で感じ取ったんやろうね。
まさに人間の持ってる本能や。
最後の「疾き」って言うのが今にも大風や大雨が来そうで緊張感いっぱいや。
みんなぁ~、みんなの所も注意報や警報が出たら、持ってる本能を駆使して身の安全を確保するようにしてや。
くれぐれも気ぃつけてなぁ!