#野路の玉川……★☆ あすもこむ 野路の玉川 萩こえて 色なる浪に 月やどりけり: 源俊頼 : 歌意:明日も来よう。野路の玉川に萩の花を越えて寄せてくる色とりどりの波に月の光が宿っている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #千載和歌集 第四巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
あすもこむ のちのたまかは はきこえて いろなるなみに つきやとりけり
みなさん、お元気?
そろそろ朝夕は涼しくなってきましたね。
萩のお花も見頃でしょう。
ほんまや。
萩の花が水に映って波が揺れると月の光も反射してキラキラや。
そうね。昼間の萩も美しいけれど、月が出てその光で映し出される自然のライトアップも素晴らしいわね。
この野路の玉川=は六(む)玉川と言って和歌に詠まれた玉川で全国に六つあるのよ。
井手・三島・野路・高野・調布・野田の六か所で歌枕にもなっているのよ。
野路は、現在の滋賀県草津市野路で、平安・鎌倉時代から近江の萩の名所だったので、「萩の玉川」とも言われていたそうよ。
なんにしてもキラキラの月の光、水の反射、花の色、すべてが、そろそろ涼しなって来た宝石箱みたいな景色やわぁ。
みんなも月の美しい夜に萩の花、堪能してみたらええでぇ~!