#かにかくに……★☆ かにかくに 物は思はじ 飛騨人の打つ墨縄のただ一道に: 詠み人知らず : 歌意:あれこれと思い悩んだりはしない。飛騨の工匠が打つ墨縄の線のようにただ一筋にあなたを思い続ける。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十一巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
かにかくに ものはおもはじ ひだひとの うつすみなはの ただひとみちに
みなさん、お元気?
かにかく=はあれこれとと言う意味ね。
飛騨人(ひだびと)=は飛騨地方の人たちで、特に飛騨地方出身の木工技術者たちを指す言葉で、奈良時代から都に赴いて宮殿や寺院の建築に携わり、そうした木工技術者を都へ送ることで税に充てる全国唯一の「飛騨工(ひだのたくみ)制度」と言う制度だったのよ。
墨縄(すみなわ)=は大工さんが木材 などに線を引くのに使う道具よ。墨壺に糸巻き車を取り付け、麻縄を巻いてあって、麻縄をぴんと張って持ち上げて離すと直線が引ける古代からの大工道具。そして、麻縄が材木にあたる時に音が出るのね。飛騨の技術者たちはそういった道具使いもとても優秀だったから、その人たちが引いた線は真っ直ぐできれいだったので恋も真っすぐと言う意味ね。
そうやでぇ、みんな、恋は真っすぐ、まっしぐらやでぇ~。ウチの信条と同じやからなぁ!
ウフフ、恋にうるさいマナちゃんね。