言の葉花壇

何度聞いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに呟きます。ぜひお気に入りを見つけてください。

たみのかまどは

2021年01月05日 | 新古今和歌集

#たみのかまどは……★☆ たかきやに のぼりて見れば けぶりたつ たみのかまどは にぎはひにけり: 仁徳天皇 : 歌意:高殿に上って見ると 家々から煙が立っているので民のかまどは豊かで賑わい国が栄えている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #新古今和歌集 第七巻より■□■

 

仁徳天皇「おー、見てみ! 家々からご飯炊く煙がいっぱい見える。わしは幸せや!」

お妃「なんでやねん  何が幸せなんですか?宮殿がこんなにボロボロで雨漏りいっぱいしてるのに・・・」

仁徳天皇「そやかて、3年間、税金を免除したんで、国民がご飯ちゃんと食べれるようになったやないか。

そやから、あちこちの竈から煙があがってるんや   

人々がご飯食べて、ちゃんと暮らせることが天皇としてのわしの幸せや

お妃「まぁ、そうやったんですね。お心も知らずにごめんなさい。

これからもこうやって人々がずーっと幸せに暮らせたらいいですね。」

仁徳天皇「そうやな。国民の暮らしが安定したら、また、みんな一生懸命働いて税金納めてくれるやろう。

そしたら、国家もわしらも元気で安心や」