http://www.christiantoday.co.jp/articles/18529/20160111/democracy-election.htmより転載
野党共闘求める 全国各地で「市民選対勝手連」誕生
少人数のグループディスカッションで意見交換をする参加者=10日、千葉市中央区で
全国的な動きを集結させた「市民連合」に続き、全国で続々と誕生している「市民選対勝手連」。今夏の選挙において、野党共闘を求めて候補者を支援する団体で、各地域の選挙環境に応じて、その地域に根差した活動を展開。全国各地に30の「勝手連」が既に誕生している。
昨年末に発足記者会見を終え、10日、千葉市内でキックオフパーティーを行ったのは、千葉県の勝手連「ミナちば」。全国で選挙分析を行い、講演会などを行っている「ブロガー」座間宮ガレイ氏が、昨年12月1日に千葉県を訪れたのをきっかけに、直後の12月4日には数人の有志によって、千葉県の「市民選対勝手連」のフェイスブックページが開設された。現在のフェイスブック登録メンバーは60人ほどだ。
会見後、初の具体的な活動となったキックオフパーティーでは、プロのDJが音楽を担当。コーヒーや茶菓子なども用意され、「政治」を語る場としては、全く新しいスタイルといった印象だった。参加者は、100人を超え、20代、30代の若い層の参加、また女性の姿が多かったのも印象的だった。
「ミナちば」は、昨年9月に成立した安保関連法の廃止と、現政権によって損なわれた立憲主義の回復を求めている。そのためには、国会内の勢力バランスを変化させることに注力しなければならない。
今夏の参議院選挙において、千葉県の改選議席数は3議席。現在までに立候補を表明しているのは、民主党現職の小西洋之氏、日本共産党の浅野ふみ子氏、無所属現職の水野賢一氏、自民党現職の猪口邦子氏、自民党の元榮太一郎氏の5人。この5人が3議席をめぐって、選挙戦を繰り広げる予定だ。
同パーティーには、小西洋之氏と浅野ふみ子氏が姿を見せ、集まった100人以上の千葉県民と熱い議論を交わした。参加者の中には、各党の市議会議員、県議会議員なども県内各所から訪れ、一般市民と同じ目線で話す機会が設けられた。
パーティーは、「ワールドカフェ」と呼ばれる少人数のグループディスカッションから始まった。テーマは、「私たちが望む社会とは?」「どうやって政治や選挙の話を日常生活の中で切り出すか?」の二つ。参院選を語る前に、まずは自分たちが望む社会の青写真を描き、最大の目的である安保関連法を廃止に追い込む野党勢力を国政に送り出すため、選挙や政治に関心のない層へのアプローチについて意見交換を行った。
ディスカッションに参加していた16歳の学生に話を聞くと、「戦争のない平和な社会を望む。当たり前のことを当たり前にできる社会が日本の未来にあればよいと思う」と意見を述べた。
日常生活の中で、政治や選挙の話を他人とすることについては、「家族や地域では、政治の話もできるが、職場では難しい」といった意見が多かった。参加したカトリック信徒の女性に話を聞くと、「教会の中でも、政治の話は難しいのが現状」と語った。また、30代の男性からは、「SNSなどを使って、『つぶやいてみる』のも一つの方法では? その『つぶやき』に反応した人と話ができれば、それで良いと思う」といった意見もあった。
数十年、憲法9条を守る活動などを行ってきたという男性は、「今まで、長年こうした活動を行ってきたが、昨夏からは新しい風を感じる。若い学生が国会前に出向き、子どもを連れたお母さんたちがデモに参加している。こうした動きは、非常にうれしく思う」と感想を述べた。
「ワールドカフェ」に続いて行われたのは、両候補者によるトークセッション。安保関連法について、立憲主義について各3分ずつ話した。最初にマイクを握った小西氏は、「安保国会では、自民党の佐藤議員に殴られた議員です」と自身を紹介。「安保関連法は、明らかな違憲。憲法9条が改憲されるようでは、日本は法治国家ですらなくなってしまう」と現政権を痛烈に批判し、「次の参院選は、絶対に勝たなければいけない闘い。皆さんと共に、全力で闘いたい」とあいさつした。
浅野氏は、「戦争法を廃止させるために、『国民連合政府』が必要。そのために現在、各界の方々と議論を重ねている。また、市民の動きの中から声が上がった『2000万人署名』には、全力で協力していきたい。しかし、成立した法律を廃案に追い込むのは、簡単なことではない。圧倒的多数の与党と現在の野党勢力の力関係を変えていく必要がある。そのためには、『野党共闘』の声を皆さんと共に大きく上げていきたい」と話した。
ユニークなイベントとして、候補者に質問を書いたメモを箱の中に入れ、「くじ引き方式」で質問を選ぶ「くじ引き質問大会」も行われた。選ばれた質問を書いた人には、プレゼントもあるという「新春」ならではの企画となった。
「野党合意、野党共闘について、民主党はどこまで本気で取り組む気があるのか」といった今回のパーティーの「肝」ともいえるストレートな質問も、小西氏に投げ掛けられた。これに対し、「安倍政権と全面対決をするということは、民主党としても公式見解を出している。しかし、岡田代表が正式に発表しているように、共産党と『国民連合政府』を組む、また『野党共闘』するということは、残念ながら戦略として今のところ入っていない。なぜなら、『国民連合政府』を作らなくても、安倍政権を倒すことができるからだ。まずは、参院選で野党が過半数を取り、問責決議を可決する。問責決議は、政権に対する不信任を意味する。こうした方法で倒れた内閣は、過去にいくらでもある」と説明した。
「われわれ、市民ができることは?」の質問に対して、浅野氏は、「自公の候補を追い込むには、まずは参院選。現職で、自民党の議員が千葉選挙区には1人いる。しかし、今回の選挙では、自民に1議席も取らせないといった姿勢で、市民の皆様にも夏までの半年間、活動を続けてほしい。私も皆様と共に闘っていきたい」と話した。
パーティーの最後には、「民主主義ってなんだ?」「これだ!」のコールや、「野党がんばれ!」「野党は共闘!」などと参加者が声を合わせた。散会後も会場に残って、市民らと熱心に話す両候補の姿があった。浅野氏はこの日、3人の子どもを同建物内の保育室に預けての参加となり、会場を出た後は、すっかり母親の顔になっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【動画】
【国会】民主『蓮池透が嘘を言ってるのか?』 安倍総理『私が嘘を言っているなら議員を辞める!!』 平成28年1月12日
////////////////////////////////////
私は決して嘘は書いていません。一時帰国の弟を北朝鮮へ帰さないというなら、弟を説得したか?していない。
「(北朝鮮に)厳しい圧力をかけながら、対話の窓口をわが国から閉ざすことはない」とは意味不明。
<!-- 蓮池透「北へ帰るなと言ったのは安倍総理ではなく私だ」と安倍総理を批判 元・拉致家族会副代表 記者会見 2015年12月21日 -->
<関連記事>
【書籍紹介】「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」~蓮池 透さんの遺言
「安倍さんは嘘つき」元家族会の蓮池透氏が拉致問題で安倍首相がついた真っ赤な嘘と政治利用の手口を全暴露
安倍さんは薄ら笑いで私に…蓮池透氏が著書でも徹底批判! 安倍首相の拉致問題政治利用と冷血ぶり
「拉致被害者はアベ晋三に利用された」 実兄が明るみに(田中龍作ジャーナル)
editor 月刊誌『KOKKO』編集者・井上伸のブログ
http://editor.fem.jp/blog/?p=1635より転載
違憲の安保法制を廃止するための野党共闘vs自公政権という全国的な対決構図つくらなければ野党は必ず夏の選挙で惨敗する|中野晃一上智大学教授
- 2016/1/12
「時事通信」の配信記事です。
1人区、民主に一本化を=岡田氏
時事通信 2016年1月10日 13:00民主党の岡田克也代表は10日のNHK番組で、夏の参院選1人区での野党協力に関し「野党が2人も3人も出せばうまくいかないのは当たり前だ。民主党の候補者が最有力という選挙区が多いので、それぞれよく考えてほしい」と述べ、競合する他党に候補者取り下げを検討するよう求めた。
これに関し、共産党の志位和夫委員長は「全国規模で1人区の調整をやるなら、政党と政党の真剣な協議と合意が必要だ。ぜひ話し合いをやろう」と民主党に呼び掛けた。東京都内で記者団に語った。
――こうした状況についての中野晃一上智大学教授の指摘を以下紹介します。【※この指摘は中野教授がfacebookに昨日(1月11日)投稿したもので、中野教授ご本人に了解を得た上での転載になります】
野党共闘ではなく、野党が選挙に勝つことが、最も重要な目標だと主張する人たちがいるようですが、私はそれはちょっと違うと思います。なぜか。最も重要な目標は、野党共闘そのものでも、野党が選挙に勝つことでもなく、違憲の安保法制の廃止と閣議決定の撤回だからです。
近視眼的に選挙しか見ていない人はそこを見誤るのかもしれません。しかし少し考えてみてください。なぜ民主党執行部はここまで頑なに共産党と協議することを拒否するのか。それは日米安保ムラの前原氏、長島氏などの党内右派(なかには旧民社系の流れの日本会議も含む)に遠慮しているからです。
そんな民主党が仮に勝ったとして(勝てませんが)、選挙前に違憲の安保法制を廃止せよと声をあげる市民よりも日米安保ムラの同僚のほうを気遣っていた政党が、選挙後に安保法制廃止に動くわけがありません。
これは、昨年夏に安保法制に国会で反対票を投じた議員でも同じことです。可決することがわかっていたときに反対票を投じたからと言って、一旦成立した法を廃止するために汗をかくとは限りません。政治家の多くはそういうものです。
野党共闘を私があくまでも求めるのは、選挙を通じて民主党を安保法制廃止にコミットさせるためです。ただし、全ての選挙区で同じように共闘せよなどとは言っていません。
民主党執行部が日米安保ムラや日本会議系議員を黙らせることよりも、共産党との違いを強調することに熱心なのはおかしいだろ、と言っているだけです。共産党と同じになることではなく、安保法制廃止のために協議し、地域ごとに見合った選挙の戦い方について合意を探ることを求めているだけです。
もう一つ、説得力のある野党共闘vs自公政権という全国的な対決構図ができなければ、野党は必ず惨敗します。投票率が上がらず、組織票が大きくものを言い、ただでさえ自民党が圧倒的に有利な一人区で惨敗するからです。
説得力のある野党共闘は、違憲の安保法制廃止、閣議決定撤回、個人の尊厳を守る政治の実現を声高く掲げて、自公政権に明確に対峙すること以外にないと考えます。小異を捨てて、これらの点で一致できるはずの野党が、日米安保ムラや日本会議議員に遠慮していては、有権者に広くアピールするなど夢のまた夢です。
このままのしょぼいアプローチなら、自民党の思うツボ、投票率は最低記録をさらに更新するでしょう。過去の分散した野党候補票を足して固めて与党候補を上回れば勝てるというのは空想の産物です。
積極的に野党候補に投票したくなるような説得力のある対決構図を作らなければ野党は惨敗するでしょう。安保法制廃止への道のりは果てしなく険しく遠いですが、そこへの第一歩は安保法制廃止などを一致点とした野党共闘態勢を作ること以外にないと私は考えています。このままでは勝負にさえなりません。
【中野晃一上智大学教授のfacebookの近況アップデートから】
――以上が中野晃一上智大学教授の指摘です。関連して直近の世論調査を紹介しておきます。以下はJNNが2016年1月9日~10日に実施したものです。
上の世論調査結果にあるように、「野党は統一候補を立てるべき」が56%となっています。
選挙は単純な足し算ではありませんが、一つの判断材料として上の政党支持率を比較してみると――
自民39.0%+公明3.4%=42.4%
民主9.1%+共産4.7%+維新0.9%+生活0.8%+社民0.5%=16% ←支持なし32.4%
この直近の世論調査からも考えてみると、中野教授の指摘は、「野党は統一候補を立てるべき」と野党共闘に期待する56%の国民と支持なし32.4%の国民が、「積極的に野党候補に投票したくなるような説得力のある対決構図を作らなければ野党は惨敗するでしょう」ということになるのではないでしょうか。
▼関連
〈安倍70年談話〉アメリカに尽くすことのバーターとして許された範囲内の歴史修正主義、念頭にないアジア諸国との和解◆DV男のような安倍政権のシナリオつぶそう|中野晃一上智大学教授
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&oid=437&aid=0000104745&sid1=001
現在のソウル大使館前を取材したニュース番組。少女像が韓国の国民に愛されている様子が伝わってくる。これを撤去するなんて、どう考えても無理。
「合意」の賛成派も反対派も集まってきて、互いの主張をぶつけ合う。民主主義はまだこの国に生きている。
----------------------------
JTBC密着カメラ 2016.1.11
「平和の少女像」の前で分かれる人々
<キャスター>
日本大使館前の「平和の少女像」の周りには、24時間、人々が集まっています。少女像を守る人と、もう日本の謝罪を受け入れようと言う人に分かれています。
密着カメラ、安ジヒョン記者が取材しました。
<記者>
駐韓日本大使館を見渡す少女像の周りには、このように人々が置いて行った花束が積まれています。下の方を見ると、防寒用品が少女像の裸足の足を包んでいます。
ところで、昨年末の韓日合意以後、ここを訪れる人々が後を絶たないということです。
寒い冬を過ごしている少女像を、少女像の視線で見てみたいと思います。
少女像の姿を収めようという市民たちの足が続いています。
海外のメディアのカメラも見えます。
その横には、少女像のそばを毎日守っている大学生がいます。
(チョン・ジュヒ/慶煕大総学生会長)「少女像を移転するということは、歴史をそっくりそのままなかったことにする、消してしまうという意味と変わらないと思います。」
ところが、一人の男性が少女像の周りをうろつきます。
「すぐ隣に生きる大韓民国、私たちに核爆弾がありますか?従北左派!従北左派!」
少女像に礼をしたこの男性は、ひとしきり騒いだ後に姿を消しました。
少女像の周りには、このように、お互いに異なる考えを持つ人たちが集まってきます。
大学生たちに対する支援も続いています。
少女像の後ろには、市民がくれた食べ物や食品があります。
前の方には各種の飲料水も見えますし、ラーメンも箱ごと積まれています。寒さを避けるための防寒用品もあります。マフラーと毛布も見えます。
向かい側には、周辺の環境が汚れないように、自主的にごみの分別をしています。
この人たちは、少女像のそばで文化行事をして、その場を守っています。
(カン・ピルジュン/大学生)「もっと頑張って、慰安婦のハルモニたちが本当に苦痛から解放される日が早く来たらいいな、と思います。」
現在の時刻は夜中の1時。ここの気温はマイナスを記録しています。
少女像の横をご覧になりますか?40人を超える学生たちが、まだここを離れずにいます。
明日の朝まで少女像の横を守り、徹夜籠城をしているのです。ところで、よく見てみると、地面には薄い敷物を敷いて、寝袋の中でこうやって睡眠をとっているのです。
衝突も起きました。
去る6日、24周年を迎えた水曜デモ。
保守のオボイ連合は、韓日合意の結果を受け入れろと言って、少女像の前で跪くパフォーマンスをしました。
「韓日の、日帝の戦犯行為に責任を認めた謝罪を積極的に歓迎する!」
これより前、保守団体の「オンマ部隊」は、ハルモニたちが犠牲になることを要求したりもしました。
このような保守団体の会員の間で、無言で立っている女子学生が見えます。
自らを「孝行娘連合」と名付けた青年たちは、韓日合意を受け入れようという保守団体の主張に反対して立ち上がりました。
しかし、声を出すことなく、向かい合って静かに反対の意思を表明しました。
(洪スンヒ/大韓民国孝行娘連合)「人間に対する礼儀が、私たちが望むことです。ハルモニたちを守ってあげられなかったじゃないですか、歴史で。」
この他にも、少女像を守ろうと高校生で結成した孝行息子連合。
「少女像、僕たちが守ります。」
また、オンマ部隊に反対する考えを表明した「真のオンマ部隊」も誕生しました。
(ペ・ウェスク/梨花女子大民主同友会対外協力委員長)「私の娘が慰安婦だったとしても許してやるという言葉を聞いて、私は、本当の母ならそんなことは言えません。」
少女像は、全国24カ所で、自分たちを忘れないでほしいと語っています。
ショートカットの幼い少女像の後ろには、後ろ髪を束ねたハルモニの影が見えます。
あとどれほどの時間が過ぎれば、ハルモニたちが白い蝶のように苦痛から自由になることができるのでしょうか?