http://mainichi.jp/articles/20160126/ddl/k35/010/503000cより転載
野党3党で統一候補擁立を 6市民団体が要請 /山口
毎日新聞2016年1月26日 地方版
安全保障関連法の廃止などを訴える六つの市民団体の約30人が25日、山口市で民主、共産、社民3党の県組織代表と会談し、夏の参院選への統一候補擁立を要請した。
これまで3党には、各市民団体から統一候補擁立を求める要請書が提出されているが、各団体が一堂に会して要請するのは初めて。
会談で「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動やまぐち実行委員会」の岡本博之事務局長は「民主主義を取り戻すとの声をくみ取れば保守地盤である山口でも勝てる可能性はある」とあいさつ。これに対し西嶋裕作・民主党県連代表は、先週ある人物に出馬を要請したと説明。名前は明らかにせず「近く返事がいただけるのではないか」と述べた。
毎日新聞の取材では、3党は大学関係者に要請したが、大学関係者は態度を保留しており候補擁立が実現するかは不透明だ。
共産党は山口選挙区に党県委員の松田一志氏(58)の擁立を決めているが、佐藤文明・党県委員長は「野党共闘が実現すれば立候補を取り下げる」と述べた。【松田栄二郎】
〔山口版〕