不思議ちゃんたちとおめでた亀の珍道中
冬眠中の亀が眠い眼をこすりながら窓の外を見渡すとなにやらクスクス笑い声が
聞こえる
(不思議ちゃん) 亀ちゃん そろそろ起きたらどうなの?
(亀) う~ん むにゃむにゃ あれお月様がいっぱいだな
(不思議ちゃん) ふふ わたしたちお月様じゃないよ
(亀) ん?お月様じゃないの じゃ~誰なのさ
(不思議ちゃん) そ れ は ひ み つ
(亀) わかった ひみつのアッコちゃんでしょ
(不思議ちゃん) あ~亀ちゃん学生の時アッコちゃんとつきあってたでしょ
東北の子だったでしょ 写真こっそり見ちゃったよ
(亀) え~~~っ どうしてそんなこと知ってるんだよ
(不思議ちゃん) そりゃ~亀ちゃんのことならなんでも知ってるわよ
(亀) うそだよ そんなことうそに決まってる
(不思議ちゃん) じゃ~亀ちゃんの劣等感言ってあげようか
(亀) な、なんだよ
(不思議ちゃん) ふふ 言ってもいいのかな 神もどきちゃんにいっぱい聞いてるよ
(神もどきちゃん)誰かわたしのこと呼んだ?
(亀) なんだよ なにしに来たんだよ あんまり人にペラペラ言うなよな
(神もどきちゃん) あら~何かしゃべられて困ることあるの?
(亀) べ、別に~
(不思議ちゃん) 神もどきちゃん もっと教えて教えて!
(神もどきちゃん) 亀ちゃんのね~秘密はね~ た
(亀) 待て待て待て ストップ そこまで ちちんぷいぷい
(神もどきちゃん) 不思議ちゃん 今度またいっぱい教えてあげるね
(不思議ちゃん) ふふふ 楽しみにしてるわ