(神もどきちゃん) ねえ亀ちゃん まだ 昨夜の余韻が残ってるわね
(ちゃらんぽらん亀) 残ってねーよ お前勝手に話しつくるんじゃねえぞ!
(神もどきちゃん) ふふ それならそれでいいわ 「亀の友」みればすぐわかるわ
あら この狛犬さん随分と重たそうな帽子かぶってるわね
(ちゃらんぽらん亀) そ、そうだな
(神) ねえ なんだか とても雰囲気のある神社ね
(亀) そうだね~
(神) 私たちの愛を見守ってくれてるのね
(亀) ・・・・・・・・・・
(神) あら あれはなにかしら 陰陽神って書いてあるわ 行ってみましょ
(神) ふ~ん 随分ちっちゃな鳥居ね ん?あれはなにかしら
(神) きゃ~ きゃ~ きゃっきゃきゃっきゃ
ね~ね~亀ちゃんのと比べてみましょうよ
ん?どうしたの亀ちゃん そんな へこんだ顔して
(亀) い、いや なんでもない
(神) 大丈夫よ亀ちゃん わたしの愛の力で大きくしてみせるわ
そ~れ すりすり すりすり
(亀) やめろ なにしてんだ 罰あたるぞ
(神) へんな亀ちゃん! 愛はどこまでもおおらかなのよ 心身一如なのよ
どうして逃げるのよ ほんとうに変な亀ちゃんね
(神) ねえ亀ちゃん次どこいこうか そうだいま国見のあちこちで国東半島在住の
いろんな作家さんたちがギャラリー展やってるから行ってみようよ
(亀) そうしようか
(神) この藍染 すごくいいわね 亀ちゃん二人の愛の記念に買ってよ
(亀) ら、来世でな こ、今世はちょっと事情があって貧乏人やってるんじゃ
とある人形作家が東北大震災への想いをこめて創ったというおじいさんおばあさん
の姿に亀はいたく感動してしまった ご覧ください
(神) ねえ亀ちゃん こんなところにお友達がいるよ
(神) ねえ亀ちゃん!
(亀) ん?
(神) 写真には載せきれないけどいっぱいまわったんで疲れちゃった
ご飯にする? お風呂にする? それとも ふふ
亀ちゃん 今夜楽しみね
みんなも楽しみにしてるのよ
(亀) おいらちょっと散歩にいってくる
(神) じゃ~わたしも行く
「亀ちゃんちょっと怖い」といって亀にしがみつく神もどきちゃんであった
このあとどんな夜を過ごしたのかは 「亀の友」 見てね