君がぼくを憎んでいても
ぼくは君を憎まない
なぜって？
それは 君が君を憎んでいるからだ
エゴはどんなときでも
自分に都合のよいように 延命処置を図るから
君はここまで生きてきて大変な思いをした
それは誰とも比べられない君だけの心からの真実
その心のメカニズムは
おおっぴらになっているし そんなに複雑なものではない
だけど 人は複雑にしたがる
ぼくもそうだ
複雑にしすぎて 迷子になるはめになる
道はいつでもどこでも 目の前にあるのに 気がつかない
気がつきたくないのだ
エゴはそれほど手強いんだ
ぼくはぼくの中にあるエゴの企みを ちゃんと見る視点を探している
エゴはあるときは 泣きじゃくる赤ん坊であり
デパートのおもちゃ売り場で ひっくり返って駄々をこねる子供であり
そして そして それだからこそ いとおしい 我が子である
だから ぼくはぼくにエールを送る そして君にエールを送る
(神もどきちゃん） 亀ちゃん きょうのおちは？
（ちゃらんぽらん亀） ない！
（神もどきちゃん） ふ～ん 亀ちゃんって 案外ね がっかりだわ
（ちゃらんぽらん亀） ん？
（神） 自分を応援するのはいいわよ 人を応援するのもいいわよ
だけどね 亀ちゃん 言葉足りないわよ
自分も応援してもらうのよ みんなに
応援し合いっこするのよ
自分だけわかったつもりになってんじゃないわよ
（亀） ・・・・・・・・・
（神） 聴いてる？
（亀） う、うん
（神） ほんとに？
（亀） え～～～～ん え～～～～～～ん えんえんえ～～～～～～～～～ん
（神） ひっくり返って 駄々こねて 泣いてんじゃないっつ～～～～の！！