遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

西ヌプカウシヌプリ/東ヌプカウシヌプリ

2012年08月15日 | 登山:十勝方面

平成24年8月12日(日) 西ヌプカウシヌプリ/東ヌプカウシヌプリ

お盆で帯広に里帰りしたついでに、たまたま時間が取れたので然別湖近辺の山に行ってきた。目指す西ヌプカウシヌプリと東ヌプカウシヌプリは道道85号線の左右に配置されている1200メートルほどの小ぶりな山で、登るなら2山セットと以前から考えていた。 西と東のどちらから登ろうかと考えながら西ヌプカウシヌプリ登山口付近を徐行していると、扇が原展望台駐車場方面から歩いてきた2人組登山者を見かけたので、これ幸いと西ヌプカウシヌプリから登ることとし、登山口前の道路わきにクルマを止めた。

西ヌプカウシヌプリ(1251m)

西ヌプカウシヌプリの歩き始めは笹こぎ。笹こぎといっても登山道ははっきりしているので迷うようなことはないが、朝露でズボンや登山靴がびしょぬれになった。30分ほど歩いた付近で先行の2人に追いついてその先の標高1205mの平原で休憩していると、2人連れと一緒になった。札幌を出て昨夜は士幌高原のキャンプ場で車中泊していたとのこと、ちょうど北海道バルーンフェスティバルが開催されていて早朝から何十機もの熱気球による競技会が開催されていたとのこと。じつに仲のよいご夫婦であった。


(平原のような1205P、その奥にガレ場がある)

イワギキョウやエゾヤマリンドウが咲く平原を歩いて、樹林帯を少し下ると大きな岩が転がるガレ場に出っくわす。ぱっと見、目印めいたものがなかったのでなんとなく人が歩いた形跡のあるところを探して左側に移動してガレ場をよじ登ったが、上まで行くと登山道らしきものが見当たらない。おそらくそのまま直登するのが正解だったのだろう、そちらの方向に強引にトラバースして登山道に合流した。ある意味ちょっとした道迷いである。


(ちょっとしたガレ場)

そこからさらに林の中を登っていくと西ヌプカウシヌプリ山頂に到着する。周りに木が生い茂っているため、かろうじて木々の間から然別湖を見ることができるものの、白雲山からの景観に較べるとあまりにもさびしい山頂である。次の山もあるので、汗をぬぐう程度で西ヌプカウシヌプリ山頂を後にした。1205Pからの尾根下りは景色もよく解放感があってとても気持ちがよかった。


(気持ちのよい尾根下り)

〔コースタイム〕
登山口8:20 1205P9:15 山頂9:45 
山頂10:00 1205P10:20 登山口11:00

東ヌプカウシヌプリ(1252.2m)

西ヌプカウシヌプリ登山口からクルマで5分程先に白樺峠、東ヌプカウシヌプリに登山口に移動した。こちらは1時間程度で登れる山で、静かな西ヌプカウシヌプリと違って登山者も多い。おにぎりでエネルギー補給して出発した。苔むしたカラ沢状の登山道は陽が入らずひんやりとして気持ちがよい。ゆっくりペース約40分ほどで尾根にでて、明るい尾根を歩いて20分ほどで誰もいない山頂に到着した。ガスがかかってきたこともあり、残念ながら山頂からは何も見ることはできなかった。西ヌプカウシヌプリで出会ったご夫婦を含めて、下山路では多くの登山者に出会った。花の季節は終わったのであろう、東ヌプカウシヌプリに咲く花は少なかった。


(苔むした登山道)

〔コースタイム〕
登山口11:20 稜線12:00 山頂12:15
山頂12:30 登山口13:10