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吉川忠英 子供のダンス

2014年07月29日 | ギターのこと
ギターのGコードのフォームにビートルズGとかマッカトニーGというのがある。普通のGに2弦の3フレットを加えた押さえ方だが、不思議と深みを感じる和音となる。

この押さえ方で弾く曲にゴンチチの「放課後の音楽室」がある。といっても勝手にト長調でアレンジして弾いているものだが、レ、ソ、ミ、ソ、ラ、ファ、ソの最初のレが途切れないようにこのフォームで弾く。(3フレットをセーハした押さえ方もできるが、音にタメがなくなり、あまりよくない)途中ジャズっぽいコード展開があり、シンプルなメロディにもかかわらず、深みのある曲である。2巡目からはハ長調に転調させ、さらにへ長調に転調させる裏ワザを使うとかっこよくなる。

吉川忠英のAcougistに収録されている「子供のダンス」もこのフォームからスタートする。G-Am-D/Am9-CM7と展開し12フレットまでの広い音域で弾かれるこの曲はドビッシーを連想させ、小さな子供がスキップするように踊る情景が頭に浮かんでくる。太い響きの低音と繊細な高音が調和している。

なので、「子供のダンス」と「放課後の音楽室」は2曲セットのような関係にある。
ついでに、リチャードラスキンが弾く「Here,There and Where」の出だしももちろんマッカートニーGで始まる。

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