スズメバチ
お宮の横を通っているとき、総代さんが「困ったことになった」と話していました。拝殿の上にスズメバチが巣を作ったそうです。
来週夏祭りが行われ参拝者が大勢来られるので、それまでに取らなければならない、業者に頼むと結構なお金がかかるし、ということです。
スズメバチと言えば昔、わが家の天井裏や庭の生垣のなかにスズメバチがバスケットボールくらいの大きさの巣を作ったことがありました。そのとき物干し竿と掃除機を利用した捕獲機を作りました。
このときの捕獲機がまだあるはずだと探してみると物置にありました。掃除機も工作用に使っている年代物ですが、十分に使えます。
これでやってみてはと総代さんに提案し、物干し竿を担いでお宮へ。
やはり簡単に巣を取ることができました。巣を取ってもそのとき外に出ていた蜂が帰って来ます。しばらくその蜂を待って捕獲し、蜂除けスプレーを吹き付けて完了です。
ところでもう数十年前、最初にスズメバチの巣を取った頃のことですが、奈良のお寺で仁王像の中にスズメバチが巣を作り大量のハチが飛び回って困っているというニュースが新聞に載っていました。仁王像の中は空洞になっています。それではこの捕獲機が役に立つのではないかと、お寺に知らせました。するとお寺なので殺生はできませんという返事がきました。
今回はお寺ではなく、お宮でしたのでよかった訳です。
P.S.
まずこのような捕獲機を作ることはないと思いますが、もし作られるようなことがありましたら、ケースはプラスチックなどの割れないものを使用することをお勧めします。
私は海苔の瓶を使いましたが、万一割れた場合は大変なことになります。破損を考えてビニル袋で覆いクッションで保護する必要がありました。