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2025-03-06 | Weblog

 ころぶ

 3月2日の朝日新聞 声欄に83歳女性からの投稿が載っていました。
【昨年、わずかな段差につまづき手の指を骨折した。手が使えなくなり、食事、衣服の着脱、何をするのも難儀した。いままで、手が働いてくれていると思ったこともなければ、感謝したこともなかった。体の一つひとつの部品にもっと感謝しなければならないと感じた。】(要旨抜粋)
 日本における高齢者(65歳以上)の転倒による死亡者数は、交通事故による死亡者数よりも多く、令和3年(2021年)のデータでは、高齢者の転倒による死亡者数8,085人は、交通事故による死亡者数2,150人の約4倍、令和4年(2022年)のデータでは、10,809人/1,471人で7倍以上となっています。
死亡までいかなくとも、転倒による骨折でベッドに2週間寝ていると筋肉が萎縮し立ち上がれなくなる可能性が高くなり、いわゆる寝たきりから要介護状態、そして認知症の誘発へとつながる恐れがあります。
 先月のこと、88歳の男性が私の目の前で転倒しました。駐輪場のマンホールの蓋の1センチもない段差に足をつまづけたのです。若い人であれば片足がつまづくと反射的に反対側の足が前に出てバランスを保つのですが、その方は足が出ることもなく立った姿勢のまま、また両手で体を支えることもなくドサッと前に倒れました。幸い手を擦りむいただけで済みましたが倒れた頭のすぐ横には鉄柱があり、少しずれていれば頭を強打したと思うとゾッとしました。
 高齢者の転倒の原因はこころとからだのギャップだといわれています。自分は大丈夫だと思っていても体の柔軟性、筋力がなくなり、脚も手も瞬間的な動作に対応できなくなっています。
また薬の副作用による転倒の危険性も指摘されています。5種類以上の薬を飲んでいる人は4割以上転倒の発生頻度が高くなるといわれています。(2025/2/20 NHKきょうの健康)
 昨日は土の中にいた虫が暖かさを感じ外に出てくるという日、啓蟄でした。一雨ごとに温かく春が近づいてきます。温かい太陽の光を求めて外に出たくなる頃です。高齢者の方々くれぐれも転倒にはご注意ください。

 話は全く変わりますが、「ほぼ日」(
ほぼ日刊イトイ新聞)の「言いまつがい」(トップページの一番下にあります)を毎日見ています。思わずクスッと笑ってしまう話題です。昨日は特に笑ってしまいました。



この下の「小ネタ劇場」もおもしろい! おやすみの前に お勧めです。




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