般若心経

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2022-06-13 | Weblog

 

 昨日の朝日新聞天声人語は、雨が多いというロンドンの傘事情でした。
18世紀半ばのロンドンでは傘を差す人はいなく、傘はもっぱら日よけとして、それも女性の装飾品として使われていた。現在でもロンドンっ子は驚くほど傘を差さないのこと。
 私が小学生の頃には、まだ竹でできた唐傘が使われており、蛇の目とか番傘と呼ばれていました。そのころのコウモリ傘は結構値が張り、大事に使っていたものです。街には傘の修繕を生業とする人が「こ~~もりがさの しゅ~ぜん」と言って回っており、荒物屋には傘の骨を修繕する小さな金具が売られていました。
 もう数十年前のことになりますが、ホームセンターで傘の安売りをしていました。店頭に山積みされた傘は確か198円、当時としても信じられない破格の値段でした。たとえ欠陥品であったとしても使い捨てにしてもよいだろうと10本を買いました。子どももよく傘を壊していた頃でしたので、大変な買い得をしたものだと思っていました。
 ところが、子は子なりに流行なるものがあるようで手にしようとはせず、一方、私は防水スプレーを吹きかけ、傘の骨が曲がれば修理し、布が擦り切れて破れるまで使うため、昨日物置の棚を見るとそのとき買った新品の傘が6本、そして下駄箱の中には今使っている傘が2本ありました。
現在トレンドの傘は、その傘より一回り大きく、見れば昔の傘と一目で判り、誰かに差し上げるには躊躇します。
このままではあと数十年は傘を買う必要はないようです。

 11日は暦の上では梅雨入り、九州では梅雨に入りました。


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