1992
“どうする?最期の医療”
突然何のはなし?と思われたかもしれません。
実は毎朝7時前に放送しているNHKの“世界のメディアザッピング”というコーナーを見ています。見られている方おられるかもしれませんが、世界の隠れたニュース、話題、小さな出来事を取り上げています。ちょうどこの時間帯は朝のあれこれ忙しい時間帯ですので、ビデオに撮っています。ただ放送される時間帯が不定で毎日前後するため、録画は放送時間の前後に大幅に余裕を見ています。
昨日夜にビデオを見ていますと、この“ザッピング”の後に“どうする?最期の医療”というトピックが録画されていました。数分間の番組でしたが、日ごろ考えていたことでしたので、書き起こしてみました。
*****
高齢で病気になり、回復の見込みがなくなったとき、あなたは病院で延命治療をうけますか、そんな人生最期の医療を話し合う取り組みについて、厚生労働省は先月「人生会議」と名付けて推進していくことになりました。
千葉県にある病院です。
ここでは75歳以上の入院患者と外来患者全員にある質問をおこなっています。
(診察室で)
「急に心臓止まって、息が止まって、死んじゃった状態になったときとか、そういうときの話なんです」
「はい」
回復の見込みがなくなったとき、人工呼吸器をつけるなどして、できるだけ長く生きるための延命治療をおこなうのか、それともそうした治療をおこなわず最期を迎えたいのか、希望を聞いているのです。
「わたしなんかほら具合が悪くなっても女房ももういないし、子どもたちに迷惑をかけることもあれなんでね、(延命治療は)やらなくて結構です」
「わかりました」
病院ではこれまでにおよそ4000人の意思を確認、その中には延命治療を望む人もいます。
またすぐには決めきれないという人も。「やっぱりむずかしい問題だなあと、こりゃあなかなか 結論出せる問題ではないなということは事実です」
そんな場合には無理に答えを出す必要はありません。
「延命治療してほしいか、ほしくないかと本人が元気なときに本人に聞いた方がベターです」
こうした人生最期の医療についての話し合い、先月、厚生労働省は「人生会議」とと名づけて推進して行くことを決めました。
この取り組み、自宅で過ごしている人にも広がっています。
東京世田谷区の松山幸雄さん、妻と話あったすえ延命治療をうけないことをえらび、書面に残しました。そして自分の希望をかかりつけの医師に伝えました。
「世界中、好きなことをして歩いたし、もう本当に悔いはないんですよね、自分が親しみのもてる場所で死にたいですね」
「ぜひそうやってそうできれればいいなと思ってます。だって彼がそれを望むんだし」
この人生会議、延命治療の中止を促すものではなく、あくまで患者の希望を確認するものです。そしてこれを進めるうえでのポイントが大きく3つあります。
こちらです。
まず、話し合いに医師や看護師などを入れること。
そして書面に残すこと。
さらに繰り返し話し合うことです。
その時の病状や家族の状況などによって考えが変わることもあるため繰り返し話し合うことが重要とされています。
私たち全員が迎える人生の最期、それぞれの納得のいくかたちにするために、元気なうちから考えておくことが大切になります。
*****
昨日、大阪に行ってきました。
御堂筋街路樹のイルミネーションです。
カメラ技術が未熟なため、いいように表現できていませんが、実際はもっときれいです。
“どうする?最期の医療”
突然何のはなし?と思われたかもしれません。
実は毎朝7時前に放送しているNHKの“世界のメディアザッピング”というコーナーを見ています。見られている方おられるかもしれませんが、世界の隠れたニュース、話題、小さな出来事を取り上げています。ちょうどこの時間帯は朝のあれこれ忙しい時間帯ですので、ビデオに撮っています。ただ放送される時間帯が不定で毎日前後するため、録画は放送時間の前後に大幅に余裕を見ています。
昨日夜にビデオを見ていますと、この“ザッピング”の後に“どうする?最期の医療”というトピックが録画されていました。数分間の番組でしたが、日ごろ考えていたことでしたので、書き起こしてみました。
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高齢で病気になり、回復の見込みがなくなったとき、あなたは病院で延命治療をうけますか、そんな人生最期の医療を話し合う取り組みについて、厚生労働省は先月「人生会議」と名付けて推進していくことになりました。
千葉県にある病院です。
ここでは75歳以上の入院患者と外来患者全員にある質問をおこなっています。
(診察室で)
「急に心臓止まって、息が止まって、死んじゃった状態になったときとか、そういうときの話なんです」
「はい」
回復の見込みがなくなったとき、人工呼吸器をつけるなどして、できるだけ長く生きるための延命治療をおこなうのか、それともそうした治療をおこなわず最期を迎えたいのか、希望を聞いているのです。
「わたしなんかほら具合が悪くなっても女房ももういないし、子どもたちに迷惑をかけることもあれなんでね、(延命治療は)やらなくて結構です」
「わかりました」
病院ではこれまでにおよそ4000人の意思を確認、その中には延命治療を望む人もいます。
またすぐには決めきれないという人も。「やっぱりむずかしい問題だなあと、こりゃあなかなか 結論出せる問題ではないなということは事実です」
そんな場合には無理に答えを出す必要はありません。
「延命治療してほしいか、ほしくないかと本人が元気なときに本人に聞いた方がベターです」
こうした人生最期の医療についての話し合い、先月、厚生労働省は「人生会議」とと名づけて推進して行くことを決めました。
この取り組み、自宅で過ごしている人にも広がっています。
東京世田谷区の松山幸雄さん、妻と話あったすえ延命治療をうけないことをえらび、書面に残しました。そして自分の希望をかかりつけの医師に伝えました。
「世界中、好きなことをして歩いたし、もう本当に悔いはないんですよね、自分が親しみのもてる場所で死にたいですね」
「ぜひそうやってそうできれればいいなと思ってます。だって彼がそれを望むんだし」
この人生会議、延命治療の中止を促すものではなく、あくまで患者の希望を確認するものです。そしてこれを進めるうえでのポイントが大きく3つあります。
こちらです。
まず、話し合いに医師や看護師などを入れること。
そして書面に残すこと。
さらに繰り返し話し合うことです。
その時の病状や家族の状況などによって考えが変わることもあるため繰り返し話し合うことが重要とされています。
私たち全員が迎える人生の最期、それぞれの納得のいくかたちにするために、元気なうちから考えておくことが大切になります。
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昨日、大阪に行ってきました。
御堂筋街路樹のイルミネーションです。
カメラ技術が未熟なため、いいように表現できていませんが、実際はもっときれいです。