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庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

耳の日に聴く、ウグイスの初音

2015-03-03 21:28:51 | 日記・エッセイ・コラム
今日はひな祭りだが3月3日で耳の日でもある、このところ毎日耳を澄ませて
待っていたウグイスの初音が、今朝、隣の森から聴こえてきた。

この声を聴くと、今年もいよいよ春がやってきたと実感して嬉しくなってくる。

まださえずりの練習を始めたばかりで、ホーホケキョとうまく鳴けてないがこれ
から毎日練習を重ねて徐々上手くなっていく・・・ 

ウグイスの雛を親鳥から引き離して育てると、ジュクジュクという地鳴きはでき
ても、翌年の春、大人になって異性を呼んだり縄張りを宣言する、ホーホケキョ
と言うさえずりが、出来なくなるという実験結果があるそうである。

この場合、七週間以内に親鳥に返せばまだ間に合うそうだが、八週目以降ではダメ
だそうで、さえずりが上手いか下手かについても、親鳥の影響を大きく受け継いで
いると思われる。

その昔、ウグイスを飼って鳴き声を競い合っていた頃には、良い声のウグイスを
育てるために、捕らえた雛をさえずりの美しいウグイスの側に置いて、訓練する
「付け子」という方法が使われたという事である。

そして、鳴き声の上手い「付け親」を持っている人は、ウグイスの授業料で儲け
ていたそうで、大正年間には京都のウグイスで、当時の総理大臣の月給が千円
だった時代に、何と一羽三万円もする名鳥がいたと伝えられている・・・

さて、今年のウグイスはどんな美声で鳴いてくれるのだろうか?、さえずりが上手
くないと、いい嫁さんを呼ぶ事も出来ないので、ウグイスの雄も色々大変なんだと
思う・・・

うすピンク色の絹状の毛が密生している尾状の花穂を、猫のしっぽに見立てて命名
された「ピンク猫柳」。








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